2012年2月4日2時42分
栃木産シイタケに基準超すセシウム 都内スーパーで販売
厚生労働省は3日、東京都内のスーパーで売られていた栃木県産の原木シイタケから暫定基準(1キロ当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウム600ベクレルが検出されたと発表した。国立医薬品食品衛生研究所が2日に購入して検査したもの。
流通食品の買い上げ調査で暫定基準値を超えたのは、昨年9月の茶葉に次いで2品目。
干しシイタケからセシウム 長野・愛知・群馬で販売
長野県は2日、県内の業者が販売した干しシイタケから国の暫定基準値を超える1キロあたり最大2080ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。昨年9月から県内のほか、愛知、群馬両県で、計3875袋を販売したという。
阿南町の「フルタヤ椎茸(しいたけ)」の製造で、商品名は「厚肉椎茸」。県によると、茨城、岩手両県産のシイタケを仕入れ、袋に詰めて販売。このうち茨城県産が野菜の暫定基準値500ベクレルを超えた。同社は自主回収に着手。県は流通経路の調査を始めている。