富士宮市 雨どい 4076Bq/Kg | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
(゚ω゚)まずは関連情報、関東の汚染状況から。

http://ameblo.jp/pochifx/entry-11111225828.html
柏市、家の中のホコリが6000ベクレル/Kg. Watari indoor 19500Bq/Kg
2011-12-19

http://ameblo.jp/pochifx/entry-11129901898.html
みはる野調整池 セシウムだけで3万6000Bq/kg 千葉市は居住不適格。逃げなさい
2012-01-08


http://change2011.blog.fc2.com/blog-entry-116.html
4000ベクレルは安全ですか?
自分の庭で4000Bq/Kgの汚染土壌が見つかったら!
今年1/初旬、富士宮市に住んでいる知人の庭から、4000Bq/Kgの汚染土壌が見つかりました。
空間線量は0.2μSv/h。
※土壌汚染の測定は測定専門機関の測定に基づく数値です。(放射能測定結果報告書も市に提出済み)

雨樋
■やはり雨樋は線量が高くなります。
ここは山の中ではありません。
裏に小さな林があるので、その影響があるかもしれませんが、それは坂のある地形では良くある風景だと思います。
街中でもちょっとした地形のいたずらで、ホットスポットが出来てしまうようです。
小さな子供さんがいるので、近くで遊んだり、風に舞う埃を吸い込んだりするのが心配です。


今回の富士宮市の対応について

やはりこのような場合は市に知らせ対応していただこうと、早速富士宮市の防災生活課をたずねました。
土壌汚染4000Bq/Kgと空間線量0.2μSV/hの状況を伝え、次の点をお願いしました。

1.子どもの被爆を避けるため、この土壌の撤去をお願いいたします。
2.自宅で処分する方法があれば教えてください
3.この事実は広く市民に伝えるべきだと思いますのでよろしくお願いいたします。
4.また他にもこのような土壌汚染の場所がるかも知れませんので、ぜひ調査するポイントを増やしてください。

対応してくださった市の職員の方も、やはり驚いた様子でした。
突然のことで即答は難しいので「至急検討して連絡いただける」、ということでその日は戻りました。
やれやれこれで安心できるだろう、という気持ちもありましたが・・・。

■翌日連絡があり、その内容は信じられないものでした。
(ただしこれ以降は私が個人的に感じたことを含め記載しています。まったく違う考えの方もいると思いますが、その点はご了承ください)
要約すると以下の通りです。

1.8000Bq/Kgまで安全という国の規定ですので、4000Bq/Kgは問題ありません。
2.したがって家の庭に埋めておけば大丈夫です。
3.以上の通りなので、他の市民に伝える必要はありません。
4.このために測定ポイントを増やすことは必要ありません。

このような答が返ってきたらどう感じますか?
私以外の当事者のお母さん他2名とも、驚いたというより怒りがこみ上げてくるという感じでした。

その後の会話はまった噛み合わないものでした。
そこで最後に富士宮市は年間被曝量を何ミリシーベルトと考えているんですか?
これにも答えてもらえず、結局市の考えを改めて文書で回答してもらうことになりました。
原発事故から1年経とうとしているこの時期に、市の担当職員が自らの市の年間被曝量をすぐ答えられない。
ここに今の富士宮市の、放射能に対する考えが現れていると思います。

■1/23日やっと市からの回答が届きました。
表現の違いはありますが、最初の回答と基本的に同じです。

富士宮市の回答

しかしこの状況は年末に起こった、「明治の粉ミルク汚染」の状況と同じだと感じました。
暫定基準値が200Bq/Kgなのに、約30Bq/Kgの放射性物質が検出されたことで、40万缶の無償交換をすることになりました。暫定基準値は既に信頼されていない証拠です。
これが今の国民と市場の認識です。
富士宮市はこの時に「基準値以下だから安全です」といって交換しない、そんなメーカーの対応がダブって見えてきます。
・・・・・・・・・・・・・
4000Bq/Kgの汚染土壌が庭にあったら、人は危険を感じると思います。
小さな子供がいたら、粉塵を吸い込むことに因る内部被曝がとても心配です。
それでは庭に穴を掘って埋めておけば良いでしょうか。
雨が降ってそのうち拡散するから良いのでしょうか。
とても正しい対応とは思えません。


他の市の対応はどうなんでしょうか?藤沢市の場合

藤沢市は地上5センチメートルで空間線量0.19マイクロシーベルト以上は除染の対象となっています。(除染対象は、小・中・特別支援学校、保育園)
以下は、除染対象となった藤沢市立辻堂小学校から、保護者宛に出された通知を転載させていただきました。
これを見る限り今回の富士宮市の庭、空間線量0.2μSvの場所は、放置されて良い状態ではないと思います。


保護者の皆様

藤沢市立辻堂小学校
校 長 鈴木 勝久

辻堂小学校敷地内の放射線量について

2011年12月13日

日頃より本校の教育につきまして、ご理解・ご支援いただきましてありがとうございます。
現在、藤沢市内では市内の小・中・特別支援学校、保育園などの敷地の放射線量測定を計画的に進めているところです。
本校におきましては、本日(12月13日)、教育委員会職員による放射線量の計測が実施されました(敷地内10ヶ所)。その結果、雨樋が地中に直結しておらず、雨水が溜まるところが1か所(プールトイレ雨樋)から0.22マイクロシーベルトの放射線量が計測されました。
該当箇所は直ちに子どもたちが入ることができないように広めに囲いをするとともに、昼休みに職員打ち合せを臨時で行い、囲いの中には立ち寄らせないなど情報を共有化しました。
計測によると直接雨が落ちる所の線量は基準値を超えていますが、地表50㌢では0.08マイクロシーベルトの数値となっています。
なお、検出された放射線量は、従前の暫定基準値(0.23マイクロシーベル)では基準値以下ですが新基準値(0.19マイクロシーベルト)では超えたことになります。そこで学校としてはより安全を期して上記の対応をとりました。
今後、各施設の検査が全て終了した後に、市職員による除染作業が実施されます。作業については、子ども達の安全を最優先にして行うこととなっています。
学校としてはより安心・安全をめざし、丁寧な作業をお願いする考えです。保護者の皆様にはご理解いただきますようよろしくお願いいたします。なお、除染作業実施後の測定結果等、新しい情報が入り次第お知らせいたします。

■藤沢市の放射能除染の基準
藤沢市では、放射線の集まりやすい雨樋の下や雨水桝の測定を行っています。
市内小・中・特別支援学校においては12月5日から順次実施しています。

除染の基準:地上5センチメートルで空間放射線量が0.19マイクロシーベルトを超える場合
  
【参考】
国の考え方:地上1メートルで0.23マイクロシーベルトを超えた場合に除染を実施

※ただしこの藤沢市でも個人の家の除染に関しては、その方法等をアドバイスするが、除染は基本的に自分で処理することになっているそうです。もちろん汚染度が高い場合は、この限りではないということですが。

学校だと市がすぐに除染し、家庭だと自分で処理しなければならない!
どうしてこのようなことが放置されてしまうのでしょうか?
さらに富士宮市は、学校の測定さえも見直す必要はないということです。

(もし他の市町村でこれと異なる対応がありましたら、ぜひお知らせください)

富士宮市長との面談

ある議員さんのお力添えもあり、市内のお母さんたち6人と議員さん1人、それに参加できなかったお母さんたちの手紙も預かって市長と面談することが出来ました。(私は富士市民なので今回は遠慮しました)

その中の1人のお母さんが、この時の様子を伝えてくれました。
これはそのお母さんが感じた素直な気持ちであり、そのことをご理解の上ご覧ください。
この結果は非常に残念だったと思います。
しかしこのお母さんの話は、市長を糾弾したりする意図がないこともお伝えしておきます。


今日、市長面談に行ってきました。
ママさん6人と、議員さんの7人で、参加できなかったお母さん方から市長宛てお手紙も預かって。

1時間の予定が30分しか時間が無いとのことで、お母さん方は言いたいことがろくに言えず。
市長さんはこちらが聞いてもいない瓦礫問題の話をし出したりで、あっけなく終わってしまいました。
同席した課長さんも何も言えず。

わかったことは、富士宮市は現在焼却灰を長野県と埼玉県に処理してもらっていて、放射能が500Bq/kg以下という条件です。
もしも被災地の瓦礫を受け入れたら、灰が500ベクレルを超して、それまでの灰も全部処理してもらえなくなる。それは困ると。
ここまでは新聞報道と同じでした。
しかし、市長は瓦礫を一度に焼却しないで少量ずつ燃やして500ベクレル超さないように薄めればいい、被災地を見てきた、助けたいと言って、瓦礫受け入れには積極的でした。

そこには国からの圧力もあることは言っていました。
他の政策(子ども医療費など)の補助金が降りなくなると困るというのです。

全然心配いらない、国の基準値以下だ。
市でも土壌の検査はやっている、これ以上何をしろというのか。
先日広島の原爆の被ばく者に会ったが、高齢なのに元気だった。
広島の街だって、無くなったりしていない。綺麗な町だ。

お母さん方が、広島は爆弾が一つ落ちて一回一瞬で終わっている。
福島原発から今も放射能は出ていると言うと市長は、そんなもの止められないし、どうすることもできない、仕方がない、と。

市長は放射能の勉強会にたくさん出て勉強していると、市長用の資料をコピーして渡してくれました。

そこには、バグフィルターが完全にセシウムを除去などウソが書かれていて、国の言うことや基準を正しいとする内容でした。

お母さん方は、ガッカリしています。
市長が少しもお母さん方の気持ちをくんでくれることもなく一方的に、放射能を過剰に気にしてるかのような扱いでした。

こちらとしては4000ベクレルの土壌汚染があったことから、学校や通学路の側溝や雨樋などの線量を測る、部分的に線量の高い場所があることを市民に知らせることなどを望んでいるのに、そのことが全く伝わっていませんでした。

 
お母さんたちは放射性物質の危険から子ども達を守りたい、その気持ちを市長に伝えようと、何日も前から一生懸命準備していたと思います。
そしてこの結果・・・言葉が見つかりません。


この問題は仕方がないで済むとは思えません。
この他にも「学校給食」・「がれき問題」・・・不安な要素はたくさんあります。
真っ向から対立する意見が存在する放射能問題。

私達がやるべきことはまず問題に目を向け、そしてそれぞれのおかれた状況で、ほんの少しで良いので現状から踏み出すことだと思います。
今回のお母さんたちは勇気ある一歩を踏みだし、市長との面談を実現しました。
結果はまだ現れていませんが、問題提起したことはすごいことだと思います。
これを解決できるのは市民の結束しかありません。

2/6市長会で「がれき受入」が表明されるかもしれません。
また先延ばしされたとしても、最終的に「受け入れない」選択は限りなく0に近いと思います。
今島田市では厳しい状況の中、盛んに勉強会や講演会を開催し、広く地域住民に働きかけています。

富士市・富士宮市でもこれから、講演会や勉強会が計画されています。
ぜひ皆さんに参加していただきたいと思います。
何が正しいか?
見極めるために協力していただきたいと思います。
賛成・反対はそれからの問題だと考えています。

最後に今回の土壌汚染に関しても、ぜひ目を向けていただきたいと思います。
下記に問い合わせていただければ、今回の状況は確認していただけるはずです。
また皆さんの要望がある場合は、ぜひ伝えていただきたいと思います。

■富士宮市役所/生活防災課
電話:(0544)22-1319 
Mail:bosai@city.fujinomiya.shizuoka.jp