宗現 現る | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
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長寿「111歳」、実は30年前に死亡

 「国内の長寿男性のベストテンに入る」とされていた東京に住む111歳の男性が、実は30年以上前に既に死亡していたことが分かりました。男性には、先月までに1000万円近くの年金が支払われていました。いったい、何があったのでしょうか?

 日清戦争勃発から5年。日露戦争を5年後に控えた、1899年、明治32年。時の総理大臣は、山縣有朋。111歳の加藤宗現さんが生まれたのは、そんな年でした。最新の東京都内の長寿ランキングでは上位10名に含まれ、男性では最高齢です。

 「(町内会は)今年も(長寿の)記念品を贈った」(近所の人)

 町内会の記念品贈呈者リストにも、宗現さんの名前が。111回目の誕生日を迎えたばかりのはずでした。しかし、実は宗現さん、30年以上前に死亡していたことが分かりました。きっかけは1週間前の誕生日。足立区の職員が長寿のお祝いを持っていったところ、同居する81歳の娘が受け取りを拒否したのです。

 「父は誰とも会いたくないと言っている」

 この時、自宅を訪ねた職員は・・・

 「家族が『本人がお祝いは頂きたくない。マスコミにも出たくない』と言った」(足立区戸籍住民課 初鹿野学課長)

 実は宗現さんの家で受け取りを拒否されたのは、これで5回目。近所の人は・・・

 「全然会ったことないです」
 「養老施設などに入っているのかなと・・・」(近所の人)

 一体何故、宗現さんは姿を見せないのでしょうか。

 「『元気で病気ひとつしない』とお子さんが言っていた。家族がそう言っている限り、役所としてはそれが100%ウソだと決めつけるわけにいかない」(足立区戸籍住民課 初鹿野学課長)

 ついに28日、53歳の孫娘が驚くべき内容を警察に打ち明けました。

 「祖父は30年以上前に『即身成仏したい』と言い出し、それ以来、部屋から出てこなくなった」

 警察が自宅を調べたところ、1階の6畳間でミイラ化した宗現さんの遺体が見つかりました。部屋のドアは内側に物が置かれ、外から開かないようになっていたと言います。宗現さんはベッドで仰向けになり、長袖の下着に股引と靴下を履き、傍らの将棋台には32年前の新聞が置かれていました。

 さらに孫は、「今年3月に部屋をのぞいた際、頭蓋骨が見えた」と証言しています。宗現さんの妻は6年前、101歳で死亡しましたが、宗現さん自身は30年以上前に死亡していた疑いがあります。

 宗現さんには先月までに妻の遺族年金1000万円近くが支払われていて、このうちおよそ270万円が今月中旬に引き出されているといいます。

 「母が『放っておきなさい』と言ったので、部屋はほとんど開けていない」

 この家には、娘夫婦と2人の孫が同居していました。警視庁は年金の不正受給の疑いがあるとみて、家族から詳しく事情を聴いています。(29日23:05)