月初に原油関係の事件が多い | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
(*´∀`)先月は日本時間14時過ぎにイングーシ(チェチェン共和国)で2回の爆弾テロ。
(*´∀`)今月は原油流出事故。
(*´∀`)WTIは上がりそうですぉ(゚ω゚)ノ
$乖離のユロ円講座(*´∀`)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2010050100298
非常事態宣言4州に=原油流出拡大、過去最悪懸念も-米南部沿岸
 【ワシントン時事】米南部ルイジアナ州沖の石油採掘施設の爆発事故により大量の原油がメキシコ湾に流出している問題は、海底油田の封鎖作業が難航、大量の原油が沿岸部に迫っている。メキシコ湾に接するミシシッピ、アラバマ、フロリダの各州は30日、前日のルイジアナ州に続き非常事態を相次いで宣言。4州で大規模な汚染被害が懸念されている。バートン大統領副報道官は1日、オバマ大統領が2日に沿岸地域を訪れる予定であることを明らかにした。
 米メディアによると、海底油田からの流出量は1日80万リットル以上とみられ、これまでに少なくとも600万リットルが流出した。1日の流出量は約400万リットルとの推計もあり、流出が長期化すれば、1989年にアラスカ沖で起きた原油流出事故(約4200万リットル)をしのぎ米史上最悪となる恐れがある。
 今回の爆発事故後、流出した原油の帯は長さ約200キロ、幅約110キロに拡大。その広さは東京都の面積の約10倍に相当する。沿岸の一部に原油は漂着し、ルイジアナ州ニューオリンズ南東約110キロでは黒い油まみれの水鳥が確認された。
 ワシントン・ポスト紙(電子版)によれば、ルイジアナ州は米国沿岸湿地帯の約40%を占め、魚介類の有数の繁殖地。野生動物や希少植物など生態系への深刻な影響が懸念されている。
 英メジャー(国際石油資本)BPは爆発後、海底油田に無人ロボットを送り込み、流出元の遮断を試みているが、成功していない。(2010/05/01-23:17)
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE2E3E2E18B8DE2E3E2E7E0E2E3E29494EAE2E2E2
米4州で非常事態宣言
メキシコ湾原油流出、英BP株価急落
2010/5/2 0:19 (2010/5/2 1:50更新)

 【ロンドン=石井一乗】米南部ルイジアナ州沖のメキシコ湾上で4月20日に爆発炎上した石油掘削基地からの原油流出の影響が深刻化してきた。事故現場に近いルイジアナなど南部4州は非常事態宣言を出した。深海での流出阻止作業は難航しており、油田権益を持っている英BPは株価が急落し、 10日間で時価総額約2兆円を失った。

 この状況が長期化すれば、1989年に米アラスカ沖で起きたタンカーの原油流出事故に並ぶ過去最悪の事故になる恐れもある。AP通信は原油が流失した海域が東京都の面積の5倍近くにあたる9900平方キロメートルに達したとの見方を紹介。4月30日までに、大規模な汚染被害が懸念されるルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ、フロリダの各州は非常事態を宣言した。

 英紙フィナンシャル・タイムズによるとルイジアナ州のエビやカキなどの漁業は24億ドル(約2200億円)規模の産業で、原油流出が打撃を与える可能性もある。オバマ米大統領は2日、ルイジアナ州などメキシコ湾沿岸地域を訪問する。

 原油価格も上昇し、ニューヨーク原油先物相場は4月30日、86ドル台に上昇し、一時約3週間ぶりの高値をつけた。米経済指標の回復が主要因だが、事故を受けて米石油在庫が減るとの見方から投機資金の流入を招いたとの指摘もある。

 BPによると原油流出量は当初見込んでいた日量1000バレルの5倍に膨らんでいる。この勢いが続けば、50日強で過去最悪の流出事故とされるアラスカ沖事故の流出量(約26万バレル)に並ぶ。1日当たりの流出量は2万5000バレルに上るとの報道もある。

 BPなどは多数の船舶や人員を動員して油の流失防止などに当たっているが、水深1500メートルの深海油田からの流失のため、「空前の難作業」(油田専門家)との指摘もある。タンカー事故と異なり油田そのものからの流出のため、短期間で漏出を食い止めることが急務になっている。

 BPのヘイワード最高経営責任者(CEO)も「漏出防止や環境への影響を食い止めるためできることは何でもやる」と話す。ただ海底油田に無人ロボットを送り込み流出元の遮断を試みているものの、成功していない。

 BPの株価は事故発生の4月20日から10日間で12%下落。時価総額がほぼ2兆円吹き飛んだ。BPによると現在の作業だけで1日に600 万ドル(6億円弱)の費用が発生、今後は大きく膨らむ見通しだ。市場関係者からは「総費用は最大35億ドル程度になる可能性がある」(モルガン・スタンレー)との指摘もある。100億ドル以上に膨らむとの見方もある。

 メキシコ湾では水深1000メートルを超す海底での「超深海油田」と呼ばれる油田開発が相次いでおり、BPは同地域で最大の油田権益を有する。最大手のエクソンモービルや英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルなども同湾地域の油田開発を進行中。米政府も海底油田の新規採掘などを認める計画を発表したばかりだが、事故を受け計画が見直される事態になれば、欧米メジャーの経営戦略が修正を迫られる可能性もある。