ギリシャをディズニーが買収?との噂 | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
市場では「ギリシャをディズニーが買収?」との噂も

ギリシャ懸念が深まりをみせるなか、
「『映画製作会社のウォルト・ディズニーが買収する可能性があるとの、
洒落の聞いた話題が外銀筋からは出ている』ようだ」(市場関係者)という。
ウォルト・ディズニーが買収すれば、
ギリシャ国内の観光名所をそのままロケ地にした映画を作成することで、
映画製作時のセット代を抑えることができる利点があるという。
また、名所テーマパークに利用したりと、ディズニーにとっては悪い話でもないようだ。
ちなみに、今回のギリシャ支援をめぐっては、3年で400億ユーロ(5兆円)程度との見方もあり、
リーマンブラザーズ負債総額の約6150億ドル(当時の日本円で63兆円)と比べれば
はるかに格安との声も聞かれている。


(*´∀`)ってことは、国旗はこんな感じかぉ?
$乖離のユロ円講座(*´∀`)

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=as.IJ.WRNK3c
【コラム】米ディズニーがギリシャ買収?-シュローダーの近未来記事

4月28日(ブルームバーグ):これはコラムニストのアリス・シュローダー氏が欧州の債務危機の今後を「予見」した記事である。2011年1月5日の記事は、こんなものかもしれない。
  米モルガン・スタンレーは10年、米メディア・娯楽会社ウォルト・ディズニーによる1200億ドル規模(約11兆1800億円)のギリシャ買収案件を手掛け、世界の企業合併・買収(M&A)の担当業務でトップとなった。
  モルガンが手数料を大幅に引き下げてまでも同業務を獲得したことについて、ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)はギリシャという国家が179年にわたる独立に終止符を打つことになる案件で引き受けを勝ち取るのは、自らが率いる企業が金融危機から回復したことを世界に知らしめることになるからだと説明した。
ゴーマンCEOは「ひとたび絶体絶命の危機を経験すると、自社の存続を確保することだけに集中するようになる」と説明、「別の誰かが3000年の歴史を維持できようができまいが、自社の顧客に十分にサービスを提供できる限り知ったことではない」と語った。
買収条件の中には、ギリシャのパパンドレウ首相がアクロポリスに設けられる新たなテーマパーク「ユーログリース・パーク」で来客を出迎える仕事が盛り込まれている。ディズニーがそうした文化遺産を買収する上で、モルガンは600億ドルの普通株発行と600億ドル規模の債務引き受けをアレンジした。

ゴールドマンの位置

欧州連合(EU)に対するアドバイザー業務は、米ゴールドマン・サックス・グループに代わってスイスのUBSが担った。顧客を欺いたとして提訴されたゴールドマンが米証券取引委員会(SEC)との間で、民事上の詐欺について肯定も否定もせずに和解したことも一因となっている。
ギリシャの買収ではディズニーとともに、ゴールドマンのプライベート・エクイティ・グループが同国の15%を取得した。ドイツのメルケル首相を中心とした一部の欧州諸国は、ギリシャの国内総生産(GDP)3330億ドルに比べ、ディズニーとゴールドマンによる買収額は過小評価だとかみついた。しかし、残りの諸国はかつての独立 国ギリシャが無価値だと指摘、支払い義務が同国国民の返済能力を上回るペースで膨らんでいるからだと説明した。
妥当性に関する意見書の中でUBSは、ギリシャの手つかずの無形資産と世界最大のメディア・娯楽会社であるディズニーがその技術力を発揮するシナジー効果で、財政赤字が対GDP比13.6%に達している状況は改善され得ると指摘。ギリシャに対しては、ディズニー以外では唯一アルバニアが合併案を提示。その条件には、EUへの現金による返済を一切行わないことが含まれていた。

テーマパーク

「スペース・マウンテン・オリンポス」やエーゲ海版の海賊アトラクション、ジェットコースターの「リトル・マーメイド」などはすでに建設中だ。
ディズニーのアイガーCEOは、ギリシャのテーマパークでの採算性向上に向け、ゴルフをテーマにした3隻の船(アフロディーテ、アルテミス、アテナ)によるクルーズに期待しており、13年の創業開始を予定している。3隻の船は、今回の買収でディズニーが取得した1400ほどのプライベートアイランドの多くに立ち寄る。
  こうしたアトラクションが充実すれば、ギリシャへの観光客数は大幅に増加する見込み。現在は年間1600万人で、海に隔てられて孤立し無価値と考えられていた土地がカネを生み出し、年間450億ユーロの赤字を生み出すギリシャの国庫の穴を埋めることが期待される。

ギリシャ神話

ディズニーはまた、さらに議論の余地がある計画を進めている。アイガーCEOは「『ギリシャ』のような当社ブランドは極めて強力だ」とし、「ギリシャはアリストテレスを輩出している。ディズニーにはミッキーマウスがいる。しかし、革新が必要だ」と語った。
これまで、ディズニーは映画「ヘラクレス」を除き、ほとんどギリシャ神話や同国の歴史を題材にした娯楽を生み出してきていない。ギリシャの神々の起源は近親相姦や強姦に彩られており、また古代ギリシャ人の間ではホモセクシュアルが広がっていたことなどから、ファミリー向け企業であるディズニーの題材には不向きだった。
  モルガンの届け出によると、ギリシャはディズニーに対し新たに「ディズニー・オデッセイ・ディビジョン」を作ることでブランド拡大を図ることを提案したという。

           次の案件は

ゴーマンCEOは「当社は、世界の商取引の表情の変化を代表するようなこの画期的な案件に携わることができたことを誇りに思う」と語った。「ディズニーが最近発表したデンマークへの提案を実行する上で、当社がギリシャの案件で経験したことがチボリ公園に関する戦略を推進する上で不可欠だと考える」と付け加えた。
市場は前日、酒造最大手の英ディアジオがアルコール飲料の生産と消費で有名な3カ国(アイルランド、スペイン、ポルトガル)と交渉中だという報道を含め、似たような案件についての観測でにぎわっていた。ディアジオの広報担当者に電話取材を試みたが、応答は得られていない。(アリス・シュローダー)
(アリス・シュローダー氏はブルームバーグ・ニュースのコラムニストです。コラムの内容は同氏自身の見解です)
更新日時: 2010/04/28 15:22 JST