札幌から函館まで、電車で移動したんだけれど、それが津軽海峡沿いで。お天気も悪かったから、暗い海を見つめながら揺られていると、なんだかもう人生行き止まり的な気持ちになる雰囲気。
かつて、様々な作家だとか作曲家作詞家だとか映画監督が、この地を男女の絶望の果てに選んだ理由がわかる。
もうどこにも居場所はないんじゃないかって気にさせる。この汽車を降りて、ホームに降りたったら…。
凍えそうなカモメいそうだもん。海鳴りだけが聞こえてそうだもん。
なんていうか、
死にたくなった恋を思い出させる。
来てみて初めて実感した。
個人的に思い入れがあるせいでもあるのだけれど、北の地ってロケーションは胸をざわつかせる。
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