風評被害という言葉 | ぽち風呂 ぽっちーのOFFログ
農水省が、福島産の野菜は安全と支援のために野菜の即売会を行った。


風評被害という言葉が出始めた当初から思っていたが、現状を考えた時にこれは見合う言葉ではないと思った。使い方が違うと思う。


実際に安全かどうか。正しいモニタリングが全ての野菜や魚に一つづつ行われている訳ではなく、発表されている数値も正しいのか不信感もある。基準値を上げて、直ちに影響はないと言う。それはおかしいと思い続けなければ、それこそ感覚が麻痺してしまうのだ。基準値を上げ続ける国内基準ではなく、国際的な基準値で考えなければおかしい。


勿論、確実に自分が大丈夫だと思える状況になれば復興の為に被災地の食材だって購入したい。しかし、この状況でそう思えないことは果たして風評なのだろうか。


風評か風評じゃないのか、論点がずれている。農家の人たちも、もし補償があれば微量でも汚染の可能性のある食材を出荷するなんて嫌だろう。


正確に理解して納得して購入できる状況にならなければ、翻弄され続ける人情深い日本人たちは苦しむだけではないだろうか。