レベル7 | ぽち風呂 ぽっちーのOFFログ
様々な人びとのいろんな想いが飛び交う中、暴動やデモが起きないのも日本らしいというかなんというか。


今日、福島の原発事故がレベル5から7に引き上げられた。場合が違うとはいえ、同じレベル7のチェルノブイリ原発事故で何があって、そのあとどうなって25年経った今どんな状況なのか、すぐ調べられることなのでもう一度じっくり資料を読んでみるべき。こうなっちゃうのかも!!と混乱するのではなくて、レベル7の原発事故とはどんなものかを先ず知ることが大事。そうしたら、レベル7の原発事故が起きた国で大きな余震が来ても普通に仕事して、普通に外を歩いている自分達が不思議で堪らなくなるはず。いいのかな?って。


日本人は自分を抑えることがうまいから。自分より大変な人たちがいるから、ちょっとのことで騒ぐな、我慢しろ。それ、戦争のときみたい。しかし、戦争の時と違って、一応世の中回っているように見えるから大丈夫な気がしてきてしまうのだ。そこを突き詰めると、そもそも日本にはそれぞれの役割があると教えられてきたから、いい意味で誰かがきっと何とかしてくれるんだと思っても仕方なくもある。


それから、やっぱり人と同じが安心、人と違う行動は異端と見なされがちな風潮がたっぷりな国だから。


ビルで緊急地震速報のアナウンスが流れたって、職場で身の安全を確保している人なんていないよ。地震ですねーとか笑いながら、パソコンの前を離れないんだよ。


地震以来、ヒールのある靴は履いていないし、両手があくようなバッグを持つようにして、そこにいつもラジオを入れている。そんな話しを人にすると笑われたりする。だんだん暖かくなってきたから、街には春物を思う存分素敵に着こなしている人たちが多い。自分はというと、またいつ大きな地震がくるかわからないから、なるべく動きやすい身軽な格好重視。なんか、ずれてるの?いや、ずれていないと思っている。物事に対して基準をもって考えを定めることはあまり好きではないけれど、今は基準が必要。でも、基準が定まらない。錯誤する情報。そうなると、自身の考えからぶれないように踏ん張るしかなくなってくる。


でも、自分も不思議がりながらも働いている曖昧な一人なので、最近は自分が自分じゃない気さえしてくる。けど、働かなきゃお金もなくなるしね。そんな感じで、みんな働いているんだよね。


なんか、そういう雰囲気が一番怖かったりする。


それでも、うっすら暗がりで光る桜が目にとまると、この国に生まれてきて良かったと感じるし、どうなるか恐怖はあるけれど、こんな小さな島国で育った自分が国から逃げ出してどっかで暮らすなんて考えられないんだよね。


復興だけをひたむきに考えられる状況が訪れることを祈る。