たっぷり氷をいれたアールグレイを飲みながら、ふと出窓に腰掛けてみた。
風が気持ちいい。この世界はこんな気持ちよかったんだ。
氷はすぐに溶けてしまった。
とても久しぶりかも、こののんびりとした感じ。
音楽を聴いた訳でもなく、本を読んだ訳でもなく、ただじっと座っていただけ。
お引っ越し、お祖母ちゃんとのお別れと続いて、熱風が重苦しいばかりで時間の流れすらわからなくなっていたぽっちーでした。とても長いこと、別の次元にいたような。
グラスの光がキラキラしている。動いている。いろんなものが。何だかいろいろ忘れていた事柄を感じて取り戻したような、そんな数分。
お祖母ちゃんは死んじゃって、自分は現在進行形なんだなあ。
体内時計の針がやっと動き出した感じです。