電車の中で5、6歳くらいの女の子がお父さんとケータイについて話していた。
「ケータイってなんでケータイっていうの?」
「ケータイっていうのは物の名前じゃないんだ。携帯って言って、何かを持ち歩く時に使う言葉なんだよ。いつも持ち歩く電話機だから携帯電話って呼んでいて、みんな呼びやすいからケータイって言うんだよ。」
「ふーん。ケータイじゃなくて本当は携帯電話なんだ。おうちのお電話と携帯電話だね。じゃあパパのメガネもケータイメガネ?」
「あはは。そうだね、パパのメガネは家で使う用とお外にしていくメガネと二つあるからこれはケータイメガネかもね。」
娘は納得した模様。携帯電話=ケータイって結びついたみたい。
今の子供は生まれたときからケータイがあるから、携帯電話機じゃなくてケータイっていう名前の電話だと思っているんだね。
日本語が乱れているなんて言うけれど、携帯電話は今やケータイが日常用語だもんね。
子供のなぜ?なに?は大事だ。ケータイという言葉は使っても、日本語の正しい意味を知ることが大切だろう。