太宰治生誕100年ということで各界盛り上がっているみたいけれど、
最近では『人間失格』のケータイ小説版というのがあるらしいが、これはいかんと思った。ケータイ小説に読み慣れた若者向けに出たという横書きシリーズらしい。
ハードカバーのものだとわかりやすいけれど、字の大きさや字体ってこだわって出版しているんだよ?
太宰作品を横書きって…(=_=;)もうこれはまったく別物なんだろうね。
そんな中で、ぽっちーが気になったのが太宰の直筆で読む本というもの。
これ、どうなんすかね?太宰さん(・∀・)
ぐちゃぐちゃと塗りつぶして書き直した単語とか、人に読まれるって微妙だよね。迷ってそれがしっくりきて発表したんだろうに。
でも、こんな字で書いていたんだ(@_@)などなど…見れるのは面白いかも。
とりあえず、ブームに乗って初めてだけど読んでみようなんて思ってしまう日本人には、普通に縦書きの文庫で出ているものを読んで欲しいと思ってしまう。
という訳で、本日太宰の命日。遺体が発見された日。
書くために生かされたか、生かされた故書いたか。破滅という色で塗ったような危うい狂気と魂の救済のあいだを行き来した人でした。
昔は玉川上水も水位が高かったんですね。今では散歩道の脇をちょろちょろと流れる印象ですが、心中(色々な説もありますが)できる川だったんだね。