警察犬の『待て』と家庭犬の『待て』の違い | ぽちのせんせい

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今回も『待て』についての考察。

 

 

警察犬の場合の『待て』とは、

『待機』という意味合いがある。

 

『待機』である以上、

命令によってはすぐに動けなければならない。

(実際は『待て』と『休止』は区別して教えている)

 

しかしながら、一般的な家庭犬の場合、

『待て』『休止』の意味合いが強いと思う。

 

『休止』とは読んで字のごとく『休み止まる』ことである。

 

心穏やかにのんびりと止まっていてくれれば良い。

 

家庭で飼われている犬が、

命令で直ちに犯人を追いかける必要はないのだから。

 

 

 

ジャパンケンネルクラブの家庭犬訓練試験においては、

 

【休止】

『犬を指示された位置に脚側停座させる。指示により犬に休止を命じ、指示により待てを命じ、犬から離れ、 指導手は指示された場所に隠れ、約3分経過後、指示により常歩で犬の左側から後方を通り犬の元へ戻り、 指示により脚側停座させて終わる。』とある。

 

つまり要約すると、

『飼い主の姿が見えなくても3分間待つことができるか?』

ということ。

 

さて、このトレーニングについて、

「お散歩中に犬から目を離して、

飼い主が3分もいなくなるなんてことないじゃん」

と、そもそもの必要性を疑問視する意見もあるかと思う。

 

あなたはどう思いますか?

 

次回に続く。

 

 

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『待て』をトレーニング中のシーズーの『りょうちゃん』

海辺の公園、海風がシルキーなコートをフワリ…

そして、愛くるしい笑顔

なんとも優雅なお姿

でも本当はなかなかのおふざけキャラでございます(笑)