11月末ごろ 新聞記事で知った 能登·氣多大社のこと。
約400年前から 人が立ち入ることを禁じた原生林が 御神体の氣多大社。
本殿のうしろに広がる 「入らずの森」は  鳥も獣も入らない聖域。

今も昔も 宮司が1年に一度 祝詞をあげるために入る以外 過去一度 昭和天皇が 数歩足を踏み入れた事があるだけ。

その聖域に 令和の天皇即位を記念して
12月いっぱいのみ 一般の人々も 入ることができるという。

これは行った方がいい  と 何故か直感。
直ぐに 予定を調整して 行ってきました。

12月14日  あいにく お天気は悪く、
能登に入ってからは豪雨💧 前すら見づらい状態。
さすがに無理だな…と 諦めかけながら 氣多大社の近くまで行った時、急に雨がピタリとあがったの。(゚O゚)✨

いつもは ごった返すほど満員だと 後で知ったのだけど、さすがに 豪雨のあとの鉛色の空の下、
参拝者は ほとんどいなくて 静かな境内。

木の葉祭というご祈祷をうけてから
(大変 厳かな丁寧なご祈祷でした。心にしみた。)
靴についた植物の種など もりに持ち込まないように 藁を編んだものの上を 2メートルほど 入らせて頂きました。

社殿のなかや 森の中は 聖域なので
もちろん撮影NG。
外側からのみ OKだったので
神門の さらに外側の 鳥居だけ 許可を頂き撮影した写真がこちら。



普段 一般参拝客が お参りする本殿から 一段奥に入ったところの 入らずの森へつづく鳥居の前。
すでに 空気感がちがいます。

宮司さんから聞いたお話では 
入らずの森は 今 自然環境の変化や 度重なる災害により 枯れてしまった木が 空から確認でき、
鳥なども 入るようになっている状態(結界がやぶれた)
もとの姿に 回復するには 人々が 思いを寄せる「関心」が必要とのこと。

思いを向ける… やはりとても大切なことなんですね。
食事療法にもあてはまることですね。
どのような食事をあげたらよいか  などのノウハウは もちろん役にたちますが
一番大事なのは 思いを寄せ  向き合うこと。
そう思いました。


とても貴重な 体験でした。