人前で歌うことは恥ずかしいし、リズム感などの音楽センスも皆無な俺だが、趣味でギターをやっていた時期がある。

 

 今でこそジャンルは関係なく何でも聴くようになったが、その頃は「俺はロックしか聴かねぇ」とシェケナこそ言わないが、内田裕也のような生活をしていた。

 

 聴くのはB'zオンリーだった。ちょうど松本孝弘氏がGibson Tak Matsumoto Les Paul Canary Yellowというシグネチャーモデルを発表した時期で、アルバムでいうとBrotherhoodの頃。俺が思うにB'zの全盛期だった。

 

 

 俺は初心者向けのギターやアンプなどがセットで19,800円というストラトタイプのギターをしばらく使っていたが、あるときネットでピックアップがTak Matsumoto Les Paul Canary Yellowと同じで、ギター本体が安いレスポールタイプという代物を6万弱で購入。

 

 「全然わからんけど、っぽい音がする!」と満足していたが、今思えばピックアップだけ取り外して保存しておくべきだった。最終的に俺が愛器として使ってるEastwood GPというビザールギターに搭載すればよかった。

 

 『断捨離』という言葉を知ったときに思い切って行動してみたけど、本当に色々と後悔しかしていない。捨てる前によく考えないとなぁ……

 

 ガキの頃から夢の中で「あ、これは夢だ」と気付くことが多々あった。いや、多々あったというレベルではなく、世間一般でいう「夢を見る」という感覚は全てこういうものだと思っていたのだが、明晰夢と呼ばれる珍しい現象らしい。

明晰夢(めいせきむ、英語:Lucid Dream)とは、睡眠中にみる夢のうち、自分で夢であると自覚しながら見ている夢のことである。明晰夢の経験者はしばしば、夢の状況を自分の思い通りに変化させられると語っている。 ※wikipediaより抜粋
 

 まぁ、俺も明晰夢のプロではないので、見たいときに自由自在に見れるわけではない。普通の夢と明晰夢の違いは夢の中で違和感に気付けるかどうかの違いだけ。

 普段の生活で起こりえそうなことでも些細な違和感に気付くときは気付くし、逆に『俺が通っていた小学校のグラウンドで三浦和良とサッカーの練習をする』というありえない状況でも気付かないときは気付かない。

 直近の明晰夢で覚えているのは『無差別殺人をした犯人の父親が連日連夜マスコミからの執拗な質問攻めに合い、とうとう自暴自棄になってデパ地下で大量殺人をしていくという現場に居合わせてしまった俺』という悪夢のパターンだった。

 先ほどのwikipediaの説明には「夢の状況を自分の思い通りに変化させられる」と書いてあるが、俺の明晰夢にはその機能は搭載されてないようだ。夢を自由に変化させられるのであれば、大量殺人の現場から何とかしてエロ要素満載の夢に持っていきたいものだ。

 夢の中の俺にできることは『夢の世界から脱出すること』だけだ。感覚的なもので文字にするのが難しいのだが、奥歯を思い切り噛んで脳に力を入れる感じ(?)にすると、夢の中でどんな状況下にいても夢の世界から脱出して目覚めることができるのだが、起きたら起きたで色々考えてしまう。

 もしも、「あのまま夢の世界に居続けたら俺はどんな結末をむかえたのか?」とか「夢の世界に取り残された俺以外の人はどうなるのだろうか?」とか「俺は自分だけ助かりたくて逃げた卑怯者だ」とか……

 単純に俺はアホなのでそれに似たようなことはゲームをやっていても考えてしまう。例えば「今日操作したマリオと昨日操作したマリオ、そして明日するマリオは果たして同じマリオなのだろうか?」とか「俺がリセットした瞬間に今操作していたマリオはあの世界から消えて、どこに行ってしまうか?」とか……

 もっと言えば「この世界って何? 地球って何? 宇宙って何?」などなど俺の頭脳では到底答えが導き出せないようなことを考え、行き着くところまで行って、「うわあぁあぁああぁあっ!!」ってなる。

 

 冗談抜きであんまり深いところにまで脳みそを使うとノイローゼになりかけるから、ちゃんとエロサイトでも巡って心を落ち着かせてから寝よう。