今朝は5時に起きてさくらとジロを放し、簡単に部屋の掃除をして

昨日に集めておいた雑草を沢山入れて、彼らを小屋に戻し

6時半に出かけた。

 

 

久々に都会へ出た。

朝早かったが、やっぱり車が多い。

 

 

2時間半程で、5年間住んでいたシェア・ハウスに着いた。

この家は築150年以上経ち、ツタと笹の葉が青々と茂っていた。

私の家とは正反対で、あまりの緑の美しさに言葉を失った。

 

庭も綺麗に整えられていて、まるで植物園のようだった。

 

 

私が『おお兄ちゃん達』と呼ばせて貰っている、大家さんの家の

入口だ。

 

彼らの家の暗い入口を一歩入ると、真っ白な花と優しい香りに

思わず息を飲んだ。

 

私がお世話になっていた時には毎年、真っ白なクリスマス・ツリーが

飾られていたのだが、今回は花瓶にサンタさんがちょこんと座って

いた。

 

私は彼らの飾りつけが大好きで、シェア・ハウスに住んでいた時には

よくお邪魔しては見せて貰っていた。

 

彼らの家の中は、おとぎ話に出てくる魔法使いの家のような

雰囲気があり、とても好きだった。

彼らもそのことを知っていて、新しいアンティークの物を買っては

飾り終わると、私を呼びに来て、色々見せてくれていた。


 

香水を混ぜて固められた樹脂も、特別に出してくれた。

ふんわりと、とても良い香りが周りを包んでいた。

 

おお兄ちゃん達は、私達に朝食も準備してくれていた。

トーストの上に、スモーク・サーモンとアボカド、トマト、卵を

和えたものが乗せてあり、ハーブが添えてあった。

彼らのお料理は絶品だ。

 

素敵なクリスマス・プレゼントも頂いた。

 

1年振りに、彼らと楽しい一時を過ごした。

 

 

お昼前に彼らと別れて、お義母さんの家に向かった。

お義母さんは、昼食にニョッキを用意して待っていてくれた。

 

お義母さんとは、来週の日曜日のクリスマスにも、主人の妹の家族と

主人の息子達とレストランで会う予定だ。

 

日本では一般に、クリスマス・イブにお祝いをするが、こちらでは

25日のクリスマス・ランチに家族全員が集まって盛大にお祝いを

する。そして、家で開かれるパーティーの場合には、ツリーの下に

大人も子供もそれぞれ集まる人数分のプレゼントを用意して

並べるのだ。プレゼントの表には、誰に渡すプレゼントなのかが

分かるように、あらかじめ名前を書いておく。

大家族だと、ツリーの下にはプレゼントが山のように積まれる。

プレゼントは、ランチ終了後に配られるのだ。

私も1度、元ホスト・ファミリーのクリスマス・ランチに呼ばれたことが

あったが、ホスト・ファミリーのご両親や姉妹、その子供等、

約10人分のプレゼントを用意して行った事があった。

 

主人の家族は、もう殆どが成人してしまっているのと、レストランで

会うので、クリスマスプレゼントも簡単に済ませてしまうようだ。

 

 

さて、帰りは、景色の良い高速を走って帰ってきた。

両側には農場や山が広がっている。

 

「あーぁ、また来週もこの道を来なきゃいけないんだよな・・・。」

主人が元気のない声でボソッと言った。

 

 

 

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