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朝のうちは晴れ間も見えたのだが、お昼前から雨が降り出した。

 

台所の窓から、主人に促されて自ら小屋に戻るさくらが見えた。

 

一時的に雨が止んだ時に、さくらにオーツを持っていく。

あっという間に食べた後、さくらは私に頭のてっぺんを何度か見せた。

掻いてやろうとするが、直ぐに後ずさりをした。

しかし、私がしゃがんでじっとしていると、初めてさくらの方から

近寄ってきて、私の手やら足やら背中を嗅ぎまわった。

興味はあるけど、まだ怖い、、と言う感じだろうか。

 

さくらに話しかける度に、さくらは優しい顔をして私をじっと

見ていた。

 

 

結局、雨は午後の6時近くまで降ったり止んだりで、さくらはほぼ1日を

小屋の中で過ごした。

 

 

雨が止んでから日が差したので、外に出た。サマータイムなので、

6時を過ぎてもまだまだ明るい。

奥の敷地をカンガルーの親子が横切るのが見えた。

 

 

 

門の入口では、主人が挿し木をしたリンゴがすくすくと育っているが、

庭に彩を添えてくれていたガザニアの姿は、そろそろ見られなくなってきている。

 

 

 

今日は1日肌寒く、今夜は4度まで冷え込むとの事で、再び暖炉に

火を起こす。

夕食も体が温まるように、肉まんを作った。明日、また義弟の家に

行くので義弟の分も一緒に。

 

 

 

夕食の片づけを終えて、主人も外の点検を終えて家に戻ってきたら、

クリを小屋から出してやり、主人とクリと、ゆったりとした時間を

過ごす。いつもの事だ。

主人が外の点検から帰ってくると、「早く仲間に入れてちょうだい。」

とクリのケージの柵齧りが始まるのだ。

クリが主人に抱っこされている間に、私はクリの小屋の掃除をする。

 

 

陽が落ちて、ゴミを出しに外に出ると、いつものようにボスが

屋根の上に佇んでいる。ボスは毎晩、小屋の屋根の上で寝るのだ。

雌鶏達は小屋に入ってしまっていて、小屋の入口には鍵が

かけられている。雨が降ろうが何があろうが、小屋に雌鶏が居らず、

鍵をかける必要がなかった時から、屋根の上が彼の寝床なのである。

 

「いつも見張りを有難う。お休み、ボス。」

いつものように声を掛ける。

彼も小さな声で 「コッ、コッ、コッ」と返事をしてくれる。

 

 

 

動物達に囲まれて、心豊かな生活をさせてもらっていると感謝する。