昨日よりも温度が10度下がって、陽は照っているのに肌寒い。
風も吹いて時折、雨がぱらついている。
台所の窓から、さくらが見える。
「あー、無事に1夜を過ごせたんだな。」と、ほっとする。
朝食後、サツマイモの皮を持って、さくらの所へ。
私の姿を見ると逃げるが、主人に言われた通りに鎖を踏んで、さくらの
動きを少しずつ止めながら、近づく。さくらが動いたら、落ち着くまで
待って、次の1歩を出して……さくらに触れた‼
でも、ヤギって、、、ゴツゴツで硬い・・・。
さくらは「グフッ、グフッ」と音を出していた。
恐らく怒っていたのだろうが、私の手からサツマイモの皮を
モソモソ食べた。
余りストレスは与えたくないので、ゆっくりその場を離れた。
時間はかかるだろうけれど、これから少しずつ人間に慣れていって
くれることを願う。
ヤギは雨の日には外に出さないようにするらしいが、元農場主は
さくらを雨ざらしで飼育していたようである。
主人は、さくらに屋根付きの小屋を用意していたのだが、人に
慣れないうちは、使わない方が良いと判断し、さくらと同じ敷地内に、
古くなって捨てられている雨水のタンクを補修して、ヤギ小屋を
作り直す事にしたようだ。
さくらの小屋になるはずだった所には元々、2羽の雌鶏、ティリーと
スノーウィーがいた。その2羽は少し前に、雄鶏のボスの小屋に
引っ越した。
本日より試験的に、ティリーとスノーウィーが卵を温めるかどうかの
観察をすることになった。どちらかでも、卵を温める事が出来るようで
あれば、近い将来、卵を孵す事も考えて行く事になるだろう。
新しい試みが始まろうとしている。