上高地でのんびりしていたら--。

老母が転倒して、腰骨を折りました。

急いで戻って--。「痛いよ」という声に涙ぐんでいました。

整形外科医が、きのう(21日)、詳しく説明してくれました。

手術が必要なことは、透写を見れば、ひと目でわかるので、もう相場どころではない。


で、しばらく休載します。あしからず。


単独行で、大同心は、ムリという、ご指摘がありましたので。

そうかもしれない。

硫黄岳には、赤岳鉱泉から、西へいくつか沢筋を横切っていくのだけれど、わたしは、独りだったものだから、わかっていて、踏み跡をたどって沢筋のひとつに入って、すぐに尾根筋に出たものだから、これでいいのかも、とそのまま直登したのです。

そうしたら--。先行の3人の後ろ姿があって、そのまま追尾したわけ。

先行組がなかったら、引き返したのかもね。


大同心は、下から見上げれば、ほぼ円筒形になっていて、付け根を右に巻く以外に先にはすすめません。

つまり、右周りに小同心との間のできた小さなキレットをよじ登る以外に手はないようです。

キレットを上に出ると、ザレ場となり、縦走路の奥の院あたりを往来する登山者が見えます。

あとは、落ちないように、四つんばいになって、ひたすらのよじ登り。


山渓の地図には、このルートなんてないよ。行くなら、どうぞ自己責任で、ね。

相場も同じ。定石は大切だけれど、自分の判断が鉄則で、しくじったら、それはそれで仕方がない。