竹中平蔵経済財政相は、2005年1月に召集の通常国会の冒頭に経済演説を行いました。歴代最多の4度目の経済演説です。
 「現状は、もはやバブル後ではない」と強調し、すでに日本経済は長く続いた低迷から脱し、成長の萌芽が見え始めたと力説しました。
 この時点では、竹中経財相は、「大臣!」という名称が奉られています。

 慶大教授から転じて、2001年4月の小泉内閣の発足で経済財政政策担当大臣に就任した時のインターネットのある掲示板での呼称は、「竹中さん!(期待していますよ)」でした。
 それがやがて「平蔵!(どうした)」になって、日経平均が下がるにつれ、ついには「白ブタ!(早く辞めろ)」になってしまいました。
「白ブタ野郎」という蔑称が、インターネットの掲示板に匿名の“カキコ”のなかで頻出したことを覚えている方も多いはずです。――わたしは、そんな下品な表現はしませんが。
それが「白ブタ様」に昇格したのは、2004年の年初ごろでしょうか。
 「白ブタ様」は、やがて「平蔵さん」になって、ほどなく「竹中さま」にまで“格付け”が上がりました。

 経済運営にあたる要人は、個人投資家を儲けさせれば、人気を集めて勝ちなのです。同じように個人投資家は、儲ければ勝ちです。笑いも出ます。

 では、笑ったあとは、どうしましょうかね。
 銅臭ぷんぷんの金銭亡者になってはいけませんよ。