比叡おろし | やるせない読書日記

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 昨日の夜は、飯田橋の蛎が売りのレストラン

 

に行った。美味かったが、そこそこの値段。9時

 

頃、お開き。しかし、飯田橋もオシャレになっちゃい

 

ましたね。

 

 酷暑の夏が終わった夜風が心地良かった。

 

 今朝は涼しい。ラジオ体操が終わってフアミマで

 

コーヒーと新聞。なんじゃ、米の備蓄は一定量あるとさ。

 

だが、スーパーの在庫は少なく、高い。

 

 文化面を見ると松岡正剛氏が八十歳で最近、死去。

 

昔から編集者として活動していたらしいが、俺は

 

知らなかった。確か九段高校から早稲田の仏文科。

 

在学時代、新左翼運動をしていて、その後、評論やら

 

編集活動に従事。気の利いた読書人には人気があっ

 

たようだ。

 

 俺が松岡正剛を知ったのは十年くらい前の「千夜千冊」

 

というブログ。まあ、兎に角、すごい読書量で恐れ入った。

 

九段高校、早稲田仏文、新左翼運動からの文芸評論家。

 

かっこよすぎんじゃねえの。というのは俺のような駄馬

 

の僻みだ。

 

 五十年くらい前にラジオのフォーク番組で

 

小室等や小林啓子が「比叡おろし」という歌を

 

歌っていた。

 

 

 

  この歌、ずっと小室等の作曲と思っていたが、作詞・作曲と

 

もに松岡正剛だった。

 

 風は山から下りてくる。

 

 レタスの篭を抱えて

 

 唇はくびれてイチゴ

 

という件が好きだった。でもこれは京都の比叡山から

 

吹き下ろす冬の風のことで、松岡氏は東京の人ではと

 

ググってみると、生まれは京都の人。多分、お坊ちゃん

 

だから、ピアノなど習っていたんだと思うが、天は

 

二物も三物も与えるのだ。

 

 よく、この歌、三畳の自室の万年床で今よりも

 

もっと暗くて、静かな夜、ラジオで聞いていた。