現在の職場を無事卒業しました
4カ月という短い期間だったので、送り出してもらえることは期待していなかったのですが、花束と手紙をもらいました。
期待していなかったからこそ、嬉しかった
正直、暇を持て余した職場でした。
(一部の人間に仕事が偏るというのはこのことですね)
人間関係が複雑で、且つ引き継ぎもうまくいかず、スムーズにガツガツ仕事ができなかった。。
それが主な原因で、より成長できるような環境へ転職を決めました。
職場の雰囲気は、私が入社したのが繁忙期に重なっていたというのもあり、決して快適なものではなかったかと思います。
(もちろん日本で働いていたときのようなものすごいパワハラもないわけですが)
辞めると打ち出した時に上司には、
「スムーズな環境を整えてあげられなくて申し訳なかった。次のところに決まっておめでとう」と言われました。
それを聞いて、本当のこの人の人間性は、こっちなんだなと思いました。
つまり、人の門出を祝える素直な人なんだなと。
またもう一人、人間関係がうまくいかなかった同僚には、
「自分の未熟さゆえにギスギスさせてしまって申し訳ない」と言われました。
人間は忙しくなった時ほど人間の本性が出る、という見方がありますが、私は逆だと信じたい。
忙しい時ほど、余裕がなくなり、他者へ注げる優しさがなくなってしまう―――だからこそ、余裕がない人から言われた言葉こそ、真に受けてはいけないと強く思いました。
それを受け流して、気丈でいれる余裕。
寧ろそれに気づいて、何も影響されないマイペースさ。
今後、日本の会社で日本人と働く際に私に必要なのは、その図太さであること。
私がこの職場で学んだことは、それかなと思います。
本当は悪い人ではない。
少し心に余裕がないだけ。
そうやって相手を理解できることが、どれだけ自分自身をも救うことでしょう。
パーフェクトな職場なんて絶対ないと思います。
(パーフェクトなんて言葉自体、白々しい)
次の職場でも必ず何かしらの問題にぶち当たるはずです。
そんな時にこう対処すればいいのだという処世術のカードがまた一枚増えました。
来週からは早速新たな職場です。
私のロンドン生活、まだまだ序章のようです。
明日はthe summer solstice(夏至)です。
季節の区切りを意味する夏至を、自分の人生の転機に重ねてしまう、そんな自分勝手をご容赦ください。