転職活動の準備をすると、いやでも突き当たるのは、「あなたは誰ですか」という問い。
限られた時間の中で、自分を可能な限りで理解してもらい、一緒に働いてもいいなと思わせる、それが出来れば面接は大成功と言ってもいい。
ブログがこんなに続くもんだと考えていなかったので、自己紹介をしてこなかったが、改めてしようと思う。
現在28歳。社会人4年目。
新卒は25歳。なぜなら7年間大学生をやっていたから。
日本の大学4年間+インドの大学3年間で、学士課程を二つ修了している。
学生の頃はメディアでバイトしたり、(プロダクションのお手伝いでブラックさを知ったり、)クリエイティブ産業に身を置いていたし、それは自分にとっても非常に楽しかったし、自然に感じられた。
にもかかわらず、新卒した会社は政府系の金融機関。
(これは面接では言えないけれど)
メディアで働くディレクターさんがなんとなく「社会人」ぽくなくて、自分はピシッとスーツで決めて、ビジネスの交渉をするイメージに近い場所で働きたかったから。
バイト先のディレクターさんは、私の就職先を聞いて、えぇ、と驚きと残念の色が混じる目をしていたのが忘れられない。
入社したら、やはり周りは経済学部や法学部卒の人ばかりで、毎日毎日、法律用語や金融知識を補うように時間外でたくさん本を読み、たくさん勉強した。
2年目には、大体ついていけるようになり、その分仕事が楽しくなった。
3年目には、そのタフさを買われ、パワハラがあるため常に人員不足で激務と言われる部署に異動になった。
これも試練で、耐え抜こうと気張ったけれど、半年を過ぎたころに、メンタルダウン。休職となった。
休職期間中に考えたこと ー―やりがいってなんだ??
神谷美恵子さんの『いきがいについて』を読んで、これがないと人間は死んでしまう(少なくとも心は)という想いを強くし、
岸美一郎氏の『嫌われる勇気』を読んで、自分の人生、誰に対して忖度して生きているのか、と強気になれた。
休職期間、膨大に有り余る時間を前に、
せっかく働くのなら、もっと、自分自身がやりがいを感じることを仕事にしよう、と誓った。
そういう想いを念頭に、12月からは大学院で専門知識を付けようと出願していたが、残念ながらすべて不合格で、4月から転職活動を進めている。
紆余曲折、これもあれも試して、まだ私はこの会社にいる(復職)。
表面上は、あまり変わっていないが、これまでみたいに、無理して早く仕事を終わらすために夜遅くまでの残業は絶対しないし、敢えてストレスのかかる人間関係にもい顔を突っ込まない。
自分を守り、ある程度明確に定まってきた方向に突き進むため。
このような私ですが、自分に真摯に、まっすぐ生きています。
その中での気づき、自分の歩みをこのブログにしたためます。