リアルでもネット上でもCPUを選ぶ上でよく見聞きする。

AMD RYZEN CPUにするかIntelシリーズCPUにするかの話。

そのとき必ず出てくるのは「RYZENのソフトとの相性と安定性」という意見。

それに関して実際のところはどうなのかを書いてみる。

 

 

 

先に結論を言うと、パソコンの動作がおかしくなる原因がRYZENにあるのかは

両方のCPUを比較しはっきりと見える明らかな違い以外では

「分からない、断定できない」 その辺を後半まとめで書いておきます。

 

先にひとつ書いておくとAMD Ryzenだから安定しないと、大げさ過ぎるほどの内容で書き

真実ではないことを語る情報はあります、Youtubeの動画でも見かけます。

 

 

 

PC起動に関するメモリーの相性の話ではないです、PCが起動した後の話です。

ついでに一応言うと、メモリー関連もBIOSバージョンや良いメモリーを買えばトラブルは起きにくい。

メーカーで言うとG.Skill のメモリーは定番で選択肢としてはいいと思います。

 

メモリートラブルに関してはBIOS更新で安定することが多い(クロックが上がらないなど)

記事後半でも書くけど、初期BIOSはトラブルの元

あくまでも可能性があるという意味で

 

 

 

 

先に書いておくと、私個人はAMDにもIntelにも偏らず

両方比べてCPUとして良いと思った物を選ぶだけでメーカー贔屓はしません。

感じたことを書くだけで、メーカー持ち上げや宣伝目的は一切なしです。

経験として書く内容は本当に事実です。

 

CPUで気持ちがどっちかのメーカーに偏るという感覚はないです。

個人の感覚としてはメーカー関係なく比較して欲しい物を選ぶだけ。

 

 

 

 使用パソコン環境

CPU:RYZEN 1700X

メモリー:コルセア VENGEANCEシリーズ 16GB

マザーボード:MSI B350 TOMAHAWK

電源:クーラーマスター V550 GOLD(550W)

GPU:GTX 1060 6G

 

 

 

 

ここからの話は個人の経験と、数年間PC専門ライターさんの話や、事例を見てきた上での意見。

個人の意見ではあるけれど、多少の参考までにということで。

 

 

 

 

 個人や専門家の検証では

多くの人が懸念するRYZENのアプリとの相性問題だけど

実際に起きる例は少ない、そう多く起きることはない。

有名なAdobeアプリの件、これは3世代RYZENでだいぶ改善されたと専門家が説明した。

実際のユーザー検証や企業の専門家の検証でも、いくつものアプリで問題なく性能を発揮する結果が出ている。

 

 

 

 

 経験からのRYZEN相性を考える

実際に使ってきた経験の話をすると、初めてRYZENでPCを組んだのが2017年4月くらい。

(初代RYZEN発売直後に購入)

初代RYZEN 1700XでPCを組み、そこから使っている。

用途は画像編集、動画編集、エンコード、ネットサーフィン、ゲーム、Officeアプリ

配信アプリ、各デバイスのソフト、管理ツール類、便利ツール類など。

 

 

発売当初はWindows10のOSもBIOSも、RYZENが出たばかりで熟成されてないと言われていた。

事実メモリー部分で起動トラブルは起きたし、CPUの使われ方(挙動)も今とは違った。

メモリークロックが上げられなかった。

 

単純に考えれば当時はアプリとの相性など、何かしら起きても不思議はないけれど

実際にいろいろと有料、無料ソフトを使ってきたが、不思議と使用中のトラブルは一度もない。

PCは毎日使用しているけれど安定してます。

BIOSは2017年内に2度更新してます。

Windows OSもアプリ側も時間と共にRYZENに対応していく。

 

 

 

 

 CPU使用率

CPU使用率は動画編集とかで動画書き出しをCPUだけで行うと

ほぼ100% フルに使いきってくれる(RYZEN 1700X)

 

 

 

 

 旧時代OSの古いアプリを使用した場合

使っているアプリの中には、Windows Vistaまでしか対応してない古い有料編集アプリを今も使っています。

今はそのソフトのシリーズがなくなりアップデートなど存在せず、Vista時代の初期状態で使用している。

(当たり前だけど当然Windows10もRYZENも非対応のアプリ、RYZEN用に最適化もされていない)

それを互換モードなしでWindows10の状態で使っているけど不思議と安定している。

(一応 VistaはWindows7の前のOS)


 

初めは互換モードで動かしたが、何故か互換モードだと挙動がおかしくなり

互換モードなしで動かした方が安定したという不思議な話。

10年くらい前の古いアプリでこれほど時代が離れ

環境が違うものでも特に不具合もなく使えたりする。

 

 

他にも、RYZENが存在してなかった時代の古いアプリをいくつも動かしたことがあるけれど、問題なく使えた。

こういう古いアプリでRYZENはサポート対象外でも問題なく使うことが出来たりする。

あくまでも例として

 

 

最適化されてない、サポート対象外は使えないわけではない。

この例のように使えることは多い(誤解してそうな人を見かけるので一応)

もし公式でRYZEN サポートしてないからという理屈なら

使えない無料、有料ソフトは結構な数になるけれど、実際は使えるのは多いです。

使えないものの方が少ないと思います。

 

 

 

 

 性能的な差、違い

過去のRYZENだとパフォーマンスが出ないというシーンはあると思うけれど

専門家が必ず数多くのアプリで検証するのでそれを見た感じ、

処理能力は今の新しい世代になってからは、Intelを追い抜くシーンもあり改善されていると感じる。

RYZEN 5000シリーズでは多くの場合でRYZENの方が勝っている。

アドビ系でもゲームでも強い。

写真編集やRAW現像処理などは大差でRYZENの方が早い。

写真系などはintelは不得手のようでだいぶ遅い。

 

こういう性能差は世代ごとに変動するので、次世代で逆転する可能性はあります。

性能差に拘る人は常に新情報を見つつ選択してください。

 

 

 

 

RYZENも世代が進むにつれて抱えていた問題はどんどん改善されている。

アドビアプリが弱点だったという話も3世代で改善されたのは、この手の話をする上では有名だ。

実際にアドビを使用しているユーザーの多くも問題ないと主張している。

 

 

 

 

 Adobe相性 プレミアプロ問題

Adobeプレミアプロも不安定だとか言われていたけれど

同じRYZEN CPUでも問題が起きるという人もいれば、まったく問題なく使えてる人もたくさんいて

不具合が起きるとすればその人のパソコン環境の問題と言える。

その人のパソコンの環境で起きる不具合は非常に多い。

 

大昔からどんな用途でもあることだけど、人それぞれのパソコン環境次第で起こる問題がある。

組み込まれたパーツもインストールされているソフト類も人それぞれ違うのだから。

 

アドビ(Adobe)ソフトにはIntelじゃないとダメだ Intelがいい、みたいな話に関しても

専門家の方がそれは違うと、そんなことはないとハッキリ否定しています。

なのでRYZENでは安定しない、不具合などの話は間違いということです。

 

 

 

 

まとめ

パソコンで作業なりゲームなり何かをしていて、動作がおかしくなる原因特定が困難な場合もある。

それがIntelでもAMD CPUであっても断定するのは難しい。

同じCPUすべての人に同じ症状が出るのかどうか。

その人のPC環境問題の可能性もある

PC環境が原因で起きるトラブルはものすごく多い。

 

 

自分に起きたトラブルがみんなにも起きる、みたいに語る人もいますが、それは早計。

必ずしもそうとは限らない

 

RYZENの安定性の話で、個人のPC環境で起こる問題を

RYZENだから起きる、みたいに言う人がいますが

今は修正されてるのに、昔の情報のままで語る人がいるので注意が必要です。

 

 

 

なにかトラブルが起きたとき

RYZEN相性、安定性がささやかれるからといって、すぐにCPUが原因だと結論付けるのはあまりに早計。

CPUの前に他に疑う要素はとても多いです。

 

 

 

 

 動作がおかしくなる原因として

各デバイスのドライバーとそのバージョン。

 

インストールされたアプリとそのバージョン、アプリ同士の相性も極稀に起こる。

 

裏で動いてる数多いプロセスのなにか。

 

OSのバージョンやその時のアップデート内容。

 

組み込まれたハードウェアのどれか。(PC内部パーツ)

 

PCに繋いでいる周辺機器のどれか。

 

ウイルスなどのマルウェア

 

さらにはBIOSのバージョン問題、発売後の初期BIOSはトラブルの元。

(BIOSバージョンも影響する場合がある)

 

この中のなにか一つでも不具合の条件が揃えば、起動しなかったりPCの動作がおかしくなることがある。

分からないだけで他にも原因になる要素はあると思う。

 

※ドライバーもアプリもバージョンは重要で、バージョンがひとつ変わるだけで挙動が大きく変わる場合もある。

原因究明でいろいろ試してこれが原因だと思っても、実は別の部分に問題があるなんてことも起こり得る。

 

 

 

 

 

 個人のPC環境の違いで起きる問題

人それぞれPCの環境は違う、だからこそ不具合が起きる人、安定する人がいる。

IntelでもAMD CPUでも固まるときはあるし、落ちるときは落ちる。

人それぞれパソコン環境に違いがあるので、CPUが原因だと断定はしにくい。

もちろんCPUの違いで ということもあるとは思うけれど。

ただそれはIntel、AMDどちらにも言えること。

 

 

 

 

 

 企業が原因で起きる問題

※過去にOSのアップデートや、グラフィックドライバー更新のやらかしでPCが正常起動しない状態になったことがある。

アップデートは推奨されているけれど、それが原因でおかしくなることもある。

なので動作がおかしくなる原因として、こういう部分も含まれる。

企業はたまにやらかす(企業も認めてる案件)

 

 

 

 

すべてのアプリでのことは分からないし、仕事となると話は別で特殊な場合もあるけれど

一般的なプライベート用途ではCPUをそこまで気にする必要はないと感じる。

少なくとも新しい世代のRYZENは気にするほどではないと思う。

 

4K Ultra HD Blu-rayの再生にはIntel CPUが必須で

稀にこういう場合もあるのでその辺は注意(この記事を書いた時点での話)

用途と使うアプリがはっきりと決まってる人は、そのアプリの使用条件は調べた方がいい。

(他の人があまり使わない用途の場合)

 

 

 

 

 BIOS(マザーボード)の影響

DTM用途で、UniversalAudioに関してもサポート対象外と言われているが

新しい(2019年時点の)バージョンにBIOS更新されているマザーボードでなら対応し使える話がある。

※物として使っているマザーボードに影響される場合もある。

このように時間経過と共に対応していくので、RYZENで起きる問題は少なくなっていく。

この例のようにCPUが直接の原因ではない場合もある。

もしトラブルが起きた場合、その人のPC環境の問題ということになる。

 

 

 

 

 CPUの選択肢

在庫数や価格の違いで迷うところはあるとは思うが

相性問題はそこまで神経質にならなくていいと思う(特に新しいRYZENでは)

性能面で見れば現時点では完全にRYZENの方が性能は上。

値段が安いのはintelなので、その辺を比べて選択するといいと思う。

※性能差は世代で変動するので注意

 

 

それと今は〇〇のCPUが性能上だけど、次世代の〇〇のCPUで逆転するからという話も見るけれど

そういうことを言っていたらきりがなくパーツは買えない。

 

 

 

 

 最後に

ここまで書いた例も言ってしまえば私個人の環境での話だけれど、

専門家からも問題点が多いと言われる初代RYZENですら

多数の用途、大昔の古いアプリを複数使っても問題は起きず安定するという例。

 

使ってきたアプリの中には、RYZENでテストされてないアプリもたくさんあります。

それでも安定して問題なく使えてます。

RYZENも世代ごとに問題点はどんどん解消され安定性は増しています。

 

 

以上、経験や調べたりいろいろな話を見聞きして思った意見。

ここで書いたことが全てではないけれど、多少の参考用ということで。