走れ!『脱走特急』 | 少~し酔ってます。

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縦歩きのカニの日常

ああああああ、映画を観てる間は現実を忘れたい。

 

そればかりが映画を観る理由ではないのだが、そういう感覚はレンタルショップで映画を選んでうろついている時に、必ず僕の中にあるようだ。

1941年、ドイツ統治下のイタリアで撃墜されたアメリカ人パイロットの、俘虜一団を率いての大脱出劇となれば、僕のリアルと重なりようがない。

主演はかのフランク・シナトラだし、僕が読んだこの映画のレビューはブリジット・マリー・バルドーが書いていた。

きらびやかなスターばかりで、いよいよ日常を忘れそうだ。

 

 

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スピード感があって、スケールも大きくて、ウィットもあってドラマもあって面白かった。

それにシナトラはなかなかいい役者だったんだなあ。

 

2時間たって僕はまた現実の中にいる。

いや2時間の間だって、僕のまわりには現実しかなかったんだが。

 

でもトンネルの向こうには、スイスが待っている。

さあ釜に石炭をくべよう!