ペンネームでデビュー。 | 少~し酔ってます。

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縦歩きのカニの日常

新聞を捲っていくと、14面の下のほうに森下洋子さんの自伝があった。

「初のコンクール 金賞」

 

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視線を左に移すと、そこに僕の川柳があった。

 

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ペンネーム「米耕若村」として、初めて掲載された。

しかも「秀」。

森下洋子さん並の快挙と自画自賛する。

(こぶちゃ姐さん、遂にマイコ―で載ったよ!)

 

ここ半年余り、数々の自信作をボツにされていた僕としては、本作にも全く期待していなかった。

「選者とセンスが合わないのか知らん」と思い、投稿先を変えることも考えたりもしていた。

それが全く期待していなかった句が選ばれ、しかも「秀」をつけてもらえたのだから、嬉しいやら驚くやら。

「やっぱりセンスが合わない証拠かも」などと、選んでもらっておいて恩知らずな感想を抱くやら。

(いえいえ、選ばれなかったのは僕の力不足です)

 

いつもは本名で投稿するのだが、今回はペンネームを使った。

内容が少し尖っているので、当局に目を付けられないように、というのがその理由。

あとは「雅号」的なものにちょっと憧れていたというのもある。

 

しかしその「雅号」のせいで、知人が見ても僕の作句とは気づくまい。

いつも電話をくれる横浜の叔父さんには、朝のうちに「あれ、僕だよ」と電話をした。

すると叔父さん、もう新聞には目を通していて川柳も読んでいた。

そして言うことが面白い。

「上越にnaoちゃんのライバルが現れたかと思ったよ」

慶応ボーイは観察力も発想も非凡なのだ。

 

ということで6月9日、「米耕若村」デビュー。

この日は元々忘れられない日なのだが、また一つ思い出が増えた。

次回は本名で行くか、キング・オブ・川柳で行くか。

 

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街で会ったファンからお祝いに飲み物をいただいた。

 

「愛だって 思って飲んで カフェラッテ」

 

だって。

 

上手いもんだね。