私には、弟が二人います。

1つ年下の弟と、4つ年下の弟です。


母は、弟2人を溺愛していました。

特に末っ子の弟には激甘。


反対に私は、なにかとすぐに怒られ、


「あんたは言うことをきかへん」

「手がかかる」


等々…弟達と比べられ、態度だけでなく言葉でも傷つくことを沢山言われてきました。


そのわりに、母自身が困りごとにぶつかったときは何かと私を頼る母。


弟二人が、高校生になったとき、順番に不登校になり部屋に引きこもる事態となった時も


「あの子らは、お母さんには自分の気持ちを話してくれやんから、あんたに頼むわ」


と、不登校の弟達の対応を、私に任せてきました。


弟達なりにも、母の態度に対して不信感が募り、それが原因で不登校になったので、


二人とも、母に自分の気持ちを話そとはしなかったのです。



私は弟達のことは大事なので、母に言われなくてももちろん向き合いました。


少し時間はかかったけど、彼らが引きこもりをやめて高校も卒業できたときは、ホッとしたことを今でも覚えています。



ですが、自分が手におえないとなると、すぐに問題を私に丸投げする母に対し、私はどんどん母を嫌いになっていました。



基本的に人には冷酷、信用しない母。



私の中の母への確執はどんどん、深く大きいものになっていました。




極めつけは、私が心臓の病気になったときの態度。




最初は、今までの私にしてきた仕打ちを忘れたかのように、手の平を返し心配しだす母。



「あんたの命が大事やで、困ったらなんでも言いな」なんてことまで、私に伝えてくることがありました。



その母をみて、少しは母を親として頼っていいのかなと、母にお金の面で助けてほしいと相談したときのことです。



私は今まで、母親に頼ることは無かったのですが、


旦那に捨てられ、結婚中に抱えた借金がある上、病気で働けないのに治療費で出費も多く生活が大変で…


親友にも相談に乗ってもらい、母へ勇気を出して助けてほしいと話すことにしたのです。



この時、私と母の関係を知る友人にも立ち合ってもらいました。




しかし、母からは言われたのは

「お母さんは何もしやん」です。



「お金の面でも助けたる」って言ってくれたので、

助けてって伝えたのですが…




私もほんとはお金なんか借りたくないけど、

他に頼れるところが無くて、すごく悩んで、

恥を捨てて、勇気を出して、母に助けてってつたえたのに。



あまりにあっさり吐かれた

「何もしやん」の言葉と、母から伝わる冷たい態度に

心配して付き添ってくれていた友人も

お母さんと仲良くなるのはムリやなって言われたんですよね。



私も、もう二度と母に頼るのはやめよって思った出来事でした。