今やラーメンは
国民的な食べ物。
嫌いな人は・・・
多分いません。(^_^;)
私の若い頃の
ラーメン屋さんでの
定番注文といえば・・・
ラーメンに餃子、
そしてチャーハン!笑!
↑
胃はかなり丈夫でしたね。
それに、そのお店の味を
知るためには、
この3メニューは
必須でした。笑。
私のように
ラーメン、チャーハン、餃子の
三点セットを
迷わず頼んでいる(いた)方も
多いと思います。
ラーメンのスープをすすり、
餃子のジューシーな肉汁で
口をリセットし、
最後にチャーハンをかき込む!
あの時代(若い頃)は
炭水化物?脂質?
そんなの関係ありません!
とばかりに、
胃袋が欲するままに
食べていたように思います。
ですが、ナースとして
長年、働くようになってからは、
どうしても
ラーメン+餃子+チャーハンは、
炭水化物の祭典~!
という図式が
頭に浮かんでしまいます。笑。
糖質のトリプルパンチを
浴びせているのですから、
血糖値は急上昇、
インスリンはフル稼働、
そしてその後には
お決まりの
睡魔が襲ってくる・・・笑!
当時は
「お腹いっぱいで幸せ〜」
くらいにしか思いませんでしたが、
今なら
「膵臓さん、お疲れさまでした!」
と頭を下げたくなります。
さらにラーメン。
あのスープの塩分量は、
1杯で1日の推奨摂取量を
超えてしまうことも
珍しくありません~。
特に昔ながらの
醤油ラーメンや味噌ラーメンは、
スープを飲み干すと
ほぼ確実にオーバー。
若い頃は
「残すのはもったいない」
と、全部飲み干していました。
今思うと、
腎臓に「ごめんね~」
を言いたいくらいです。笑。
そして餃子。
小麦の皮で炭水化物、
豚肉や油で脂質、
さらにニンニクたっぷりで
スタミナはつくけれど、
翌日の口臭までついてくる!
若い頃は
気にも留めませんでしたが、
今なら
「この一皿でどれくらい
中性脂肪が跳ね上がるかな~」
と、頭の中に
健康チェック表が浮かんできます。
最後にチャーハン。
お米と油の最強タッグ。
香ばしく炒められたご飯に
スプーンを止めることは・・・
かなり難しいのですが・・・
これもまた血糖値を
ぐんぐん上げてしまうメニュー。
しかもラーメンと一緒に
食べることで
炭水化物×炭水化物
という、ナース目線では
警告音が鳴り響く組み合わせです。
昔は「お腹いっぱいで満足〜」
だったのに、
今は「動脈硬化一直線だな」
と冷静に分析してしまいます。
ただ、こうした
<がっつりセット>を
食べてきた経験があるからこそ、
今は体を気遣う食べ方が
出来るのかもしれません。
ラーメン屋さんに行く時は、
まず、
「餃子はシェアしよう」
「チャーハンは半分で十分」
と自分に言い聞かせるように
なりました。
ラーメンも
「スープは三分の一まで」
と心に決めています。
若い頃の私が見たら
「なんでそんなに我慢するの?」
と不思議に問いかけるでしょうが、
今の私からすれば
「昔みたいに食べ続けたら、
血圧も血糖もコレステロールも
大変なことになってるよ」
と説教したくなります。
実際、外来でも患者さんが
「ドクターから塩分を控えるように
言われたんです」
と、私に相談されることも多いです。
その時、
「ラーメンのスープは残しましょうね」
と伝えると、
「やっぱりダメですか」
と、苦笑いされる方も
少なくありません。
分かってはいるけど
やめられない、
そこに人間らしさが
あるんですよね。(^_^)
だからこそ、私は思うのです。
ラーメン屋さんの三点セットを
食べること自体が悪いのではなく、
「頻度」と「量」の
コントロールこそが大事だと。
若い頃のように
毎週のように食べるのではなく、
たまのご褒美に楽しむ。
その代わり、
翌日は野菜中心の食事にして
バランスを取る。
運動も少し取り入れて、
血糖値や血圧を安定させる。
そうすれば、
「美味しいものを楽しみながら、
体も大事にする」
という一番、良いところを
取れるのではないでしょうか。
そして何より、
あの三点セットを食べた思い出は、
私の人生の
スパイスでもあります。笑。
学生時代、友達と
夜遅くまで語り合いながら
食べたラーメン。
仕事帰り、同僚と
「今日も頑張ったね~」
と乾杯代わりに食べた餃子。
給料日後、ちょっと贅沢気分で
頼んだラーメンとチャーハンのセット。
すべてが今となっては
笑い話であり、
心の栄養になっているのです。
だから私は、
ナースとして健康を考える
立場にいながらも、
心のどこかで
こう思っています。
「たまにはラーメン屋さんで、
若い頃の自分に戻ってもいいんじゃない?」
と。(^_^;)
もちろん、スープは
最後まで飲まない、
チャーハンや餃子は友達と分ける、
そんな工夫は必要ですが・・・(^_^;)
結局のところ、
健康と美味しさのバランスを
どう取るかが
私の人生の
テーマなのかもしれません。
炭水化物まみれのあの頃を
懐かしく思い出しながら、
今は、
「笑い話に出来るくらいで良かったな~」
と感謝しつつ、
これからも大好きな
ラーメン屋さんとの付き合い方を
模索していこうと思います。笑。