初版が昭和45年ですから、もう40年以上の本になりますが、まだ全然読めます。というか、基本的な考え方は、今でも十分に通じます。
全編にわたって強調されているのが、変化への対応です。1970年には、すでに変化への対応が求められていたのがわかると、つくづく今と同じだと思います。変化への対応は経営の宿命のようなものなのかもしれません。
また、例えば、優等生よりもクセモノのほうがよい、利口者より気ちがいのほうがよい、と言っています。言葉遣いに問題ありますが、最近でも、そういうことを言う経営者はたまにいます。既に40年前に経済界のドンが言っていたのです。案外ルーツは著者なのかもしれません。
著者が経営するのは大きな会社ですから、マネジメントや上司、部下のあり方についての言及も多くなっています。マネージャーが身につけるべき能力として、ジョゼフ・バジールの本『人間回復の経営学』から引用して、職業的技術25パーセント、革新的創造力25パーセント、残り50%は教養と言っています。
私は、一時期読むのはビジネス書ばかりだったのですが、最近はジャンルはあまり気にしないように興味のむくまま読んでいます。それでも、仕事に関係する本と関係ない本を、どのような割合で読もうか気になるものです。このような基準は参考になります。教養50%もいいのかというのはうれしいです。読む本の幅が大きく広がります。
古い経営の本を読んでみると、今と変わらない経営の基本原則はあるのだなと思います。
昔の経営本をたまには読んでみるのも、逆に新鮮かもしれません。
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