サイパンで人気のビーチと言えば『マニャガハ島』 エメラルドグリーンの海、真っ白な砂浜どこまでも澄んだ空。そこは太陽をいっぱいに浴びる島 。サイパンからはボートに乗って15分。 周囲1.5km ほどの美しい自然が残された国立公園に指定されている無人島です。そんなマニャガハ島ではマリアナ諸島のカロリニアン民族が最初に入植したお祝いのセレモニーが毎年9月に行われています。今年は9月30日(土)です。
「マニャガハ(英語MANAGAHチャモロ語Mañagaha)」言いにくい名前のこの島。正式には「カロリニアン語」で、Ghalaghal Islandです。意味は 「ちょっと一休み」 。
1815年故郷であるサタワル島は巨大な台風で破壊された為、伝説のカロリニアンのチーフで伝統的な航海士のチーフ・アグルブは、202年前に西太平洋のカロリン諸島サタワルから、人々を連れ安住の場所を求め故郷をあとにしました。彼らは優れた航海術を持っており何百マイルもの航海の末マリアナ諸島にたどり着きました。彼等の子孫が現在サイパン土着民の「カロリニアン民族」です。
彼は当時マリアナ諸島を統治していたグアムのメディニラ総督を訪問し、 移住許可を得て、サイパンに移り住んで来ました。(スペイン領時代) メディニラ総督は、チーフ・アグルブに承認を意味する 公的移住許可書 、杖、帽子を授与しました。
彼の死に際して、彼の一族は、彼のお気に入りの場所であったマニャガハ島に埋葬することを希望し、チーフ・アグルーブの埋葬地がマニャガハ島となりました。現在マニャガハ島はカロリニアン民族の聖地とされています。また、彼のお墓の後ろにある大きなカジュマルの樹はパワースポットと言われています 。
セレモニーでは彼等の子孫「カロリニアン民族」がカルチャーダンスを踊ったりします。 この日マニャガハ島に行かれる方は是非セレモニーに参加してみてください。
セレモニーの日には沢山の花が手向けられてとても華やかになります。202年経った今でも、伝統的な冠を被ったチーフ・アグルブは右手に杖、左手に公的移住許可書とシルクハットを抱え、サイパン島を眺めて立っています。
セレモニーに参加できない方も、マニャガハ島に行かれた際は、チーフ・アグルブの像とパワースポットのお墓を訪れてみてください。
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