中国で最もスポーティーな美人社長
中国美人社長十傑に入るジョガー
「女性は30歳を過ぎたら、何かしら運動をするべきだわ。スタイルを保つためだけでなく、前向きな気持ちも手に入れることができるから」。
こう語るのは、ニューバランスの中国代表を務める羅珮萍(ら はいへい)さん(40歳)。全国で最年少・唯一の女性執行役員でもある。中国の10大美人社長の一人に度々選ばれ、元祖美ジョガーともいえる、運動をこよなく愛するスーパーウーマンだ。
台湾出身の羅さんは、17歳の時アメリカに留学し、卒業後は貿易会社に就職。その貿易会社で、あるブランドの運動靴がとても履き心地が良く、決して多いとは言えないが、売り上げが安定していることに気付いた。その時、台湾市場のニューバランス代理人はおらず、時を見て2人の仲間を助っ人に、会社を設立する決心をした。
だが、どうしてたった3人で経営する小さな“革鞄会社”がニューバランスの台湾代理権を取得できたのだろうか? 当時、羅さんは20歳そこそこという若さだった。
本社に直談判で認めさせた
その手法は直球型だ。代理権を取得するために、直接アメリカの本社にのりこんだ。初め、誰も取り合おうとしなかったが、「20分だけ時間を下さい」と相手を説得。そして、台湾市場における靴の歴史や、現在の状況、未来の展望などを理路整然とアメリカの担当者にプレゼンした。当初20分と約束されていた時間は6時間に及び、とうとう彼女は代理権を取得したのだった。
だが、その後の現実は厳しかった。当時、台湾で“ランニング用シューズ”を知る人はほとんどおらず、商店の人からは「どうしてこんな高い靴が売れるんだ」と拒絶され続けてしまった。それでも彼女たちはあきらめず、営業を続けた。
3年後、小さな事務所はビルに変わり、3人の社員は300人になり、この美人社長を馬鹿にする人はだれもいなくなっていた。
現在、羅さんは台湾だけでなく中国市場を含めたニューバランス社の代表。興味深いのは創業当時の助っ人2人も、今も彼女と働いていることだ。10年以上という長い年月を共にしていることになる。こんなにも長い間同じ部下を持ち続ける彼女の“魅力”とはいったいなんだろうか?
3人の子持ち
「女というのも私の特徴の一つです」と羅さんはいう。「小鳥が人に好かれるように、女性の長所もそこにあるのではないでしょうか?」。多くの女性社長のイメージとは違い、彼女は26歳で結婚し、現在は3人の子供の母親でもある。
毎月上海で1週間を過ごし、重要な事務処理をこなした後、残りの時間はすべて子供と夫のために使っているという。
スキー、乗馬、ゴルフ…運動をしている事が彼女をますます若々しく見せているようだ。晴れた日には毎日早朝のランニングを欠かさないという彼女は、身体を動かすことは、精神の安定にもつながると話す。また、夏はラフティング、秋は筋トレをして、冬のスキーに備えるなど、季節の変化を楽しむことも忘れない。
「高価な化粧品を買うよりも、運動靴を買って運動することよ。それが一番の美容法」と羅さん。「もちろん男性も一緒。長い間パソコンの前にすわって、煙草を吸い、お酒を飲んでいては、メタボになるのは目に見えているわ」と、男性へのアドバイスもしている。
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