名演!!!!!!! 夏の終わりに

 

 

P.Metheny & J.Scofield-Summertime

 

 

 

 

 

                                                                                      

(同一音源 高音質 動画なし)

 

john scofield & pat metheny summertime

 

 

john scofield & pat metheny summertime

RECORDED LIVE IN TORINO, ITALY, JULY 15, 1994

Pat Metheny : guitar

John Scofield: guitar

 

 

 

 

さて、これは、ある意味で異種格闘技と言えると思います。有名なジャズのスタンダード曲『サマータイム』。1990年代当時にはジャズ・ギター界を代表する所まで登りつめようとしていた頃の、ジョン・スコフィールド(以下、ジョンスコと記す)とパット・メセニーによる共演音源です。(一応、CDにもなりましたが、正規盤ではなかったような)

 

ジョンスコとパットのギター・スタイルは、かなり違うと一般的には認識されています。よくよく聴くと共通点も見いだせる所もあるし、音楽的なルーツに共通点もあります。しかし、ギタリストとしてだけではなく、音楽家・サウンドクリエーターとしては、両者が作り出す音楽にはかなりの違いがあります。つまり、出発点においては共通の足場に立っている事もあるけれど、結果的に創り出される「音楽」の様相は、かなり異なるものであると。

 

 

 

矢野顕子さんが初めてパット・メセニーと共演した、アルバム『ウェルカム・バック』(1988年)を制作したときの事をこう語っておられました

 

 

実際に(パット・メセニーと初めて)演奏を一緒にされた時はどうでしたか?

 

矢野

はい、度肝を抜かれました。パットって凄くいいよって、チャーリー(・ヘイデン)に言われて、あわててレコード屋さんに行きました。彼のレコードを買い聴きまくって、一気にその凄さが解ってきたんです。超短期間に。(中略)

 

それで急激にパットの凄さと共に、レコーディングに対する期待感が高まってきたというわけですね。

 

矢野

この人(パット)は、自分と同じ種類の人ではないかという実感が凄くしました。実際に音を出した瞬間に、ああやっぱりと思いましたね。

 

私もファンの一人として、矢野顕子とパット・メセニーはベクトルが同じ方向を向いているような気がしていました。だから矢野さんの「イッツ・フォー・ユー」は、初めて聴いたような気がしませんでした。もし、パットのテイクを知らなかったら、矢野さんのオリジナルだと思ったでしょう。それでいて実にパットらしい曲なんですよね。

 

矢野

そうですね(笑)。ジョン・スコフィールドじゃこうは行かないですよね。

 

・・・(笑)ベクトルの方向が違うから面白いものが出来る場合もありますが・・・

 

ジャズ批評no.86『パット・メセニー大全集』 1996年6月1日発行 p.28

 

 

矢野さんの口から、パットとは全く違うミュージシャンとしてジョンスコの名前が咄嗟にでたのも自然な流れだと思います。当時は、パットとジョンスコは音楽性もギター・スタイルも、正反対・・・とまで行くかどうかは別にして、かなり「異質」な2人という認識がありました。このインタビューを文字起こしする時に、ジョンスコの名前が出たときに、2人の発言の行間に「(笑)」の表記がつけられ、その後のインタビュアーのフォロー発言の前後に「・・・」が2つ付けられているのが面白いですね。

 

例えるなら・・・

 

「アントニオ猪木と試合をして、自分と同じ種類のレスラーだと思いました。ジャイアント馬場じゃこうは行かないですね・・・(笑)・・・」(ビル・ロビンソンか?)

 

「アラン・プロストとレースをして、自分と同じ種類のレーサーだと思いました。アイルトン・セナじゃこうは行かないですね・・・(笑)・・・」(シューマッハ?)

 

「サイレンススズカとレースをして、自分と同じ種類の馬だと思いました。ディープインパクトじゃこうは行かないですね・・・(笑)・・・」(誰なんだお前は? まさかツインターボではあるまいな・・・)

 

「ピート・シンフィールドに作詞をしてもらって、自分と同じ種類の人だと思いました。ジョン・アンダーソンじゃこうは行かないですね・・・(笑)・・・」(ジョン・アンダーソンの歌詞を歌うP.F.Mも聴きたい)

 

 

「・・・(笑)・・・」を使うと、色々な意味に文章がふくらみますね。私の場合は「ライバル」「好敵手」というと、プロレスでは馬場と猪木、F1ではプロストとセナ、競馬ではテンポイントとトウショウボーイ(どっちも先行馬なので上では改変)、プログレではクリムゾンとイエス、、になるのでちょっと脱線してしまいました・・・(笑)・・・

 

とにかくパットとジョンスコは、対照的なライバル、そんなイメージでした。

 

 

 

1993年12月に、そんな両雄の共演が実現します。

 

『ジョン・スコフィールド&パット・メセニー』(I Can See Your House from Here)というアルバムにおいて。(リリースは1994年)

 

I Can See Your House From Here

 

 

これはアルバムの1曲目で、作曲はジョンスコです。先発ソロは右チャンネルのパットのソロです(ジョンスコは後発ソロで左チャンネル)。1990年代に入ってパットはディストーションの効いた歪んだソロも少しは弾いていたけれど、私は初めて聴いたときには、これがパットの演奏だとは分かりませんでした(メセニー・ファン、失格・・・)。パット・メセニーがジョンスコの「モノマネ」をしている! とまでは言い過ぎかもですが、かなりジョンスコのスタイルに感化され、嬉しそうに弾いているパットの姿が浮かびます。もう、アルバムとこの曲のタイトル自体が「僕のいる場所は君の本拠地からは、すぐ近くなんだ」ですからね。

 

「水と油」というイメージさえあったパットとジョンスコ。しかし、このアルバムでは「対決」「対立」というよりは「同調」「協調」のイメージが強かったです。ギター・バトル(!)を期待していたファンにとっては、「あんまりバトルしてないなあ」という印象もありました。左右のチャンネルがどっちの演奏かを知っていないと、音色やフレーズだけでは聴き分けられない所も、少々ある・・・(自分だけ?)、というのは、ちょっと意外というか、なんか肩すかしを食らったような所もあって、私はこのアルバムはあまり聴いてはいなかったんです。

 

 

 

で、ネットで音楽を聴くようになった後に、上掲のジョンスコとパットの「ライヴ音源」がある事を知りました。ライヴでは、やっぱり結構「バトル」をしていますね。特にこの2人の『Summertime』は、エレキとアコギという違いからして土俵が違うし、その戦いぶりは「攻め」と「受け」が混然一体となった、「異種格闘技風のプロレス」なのかな? と思っています。

 

まずパットがアコースティック・ギターをジャカジャカとかき鳴らします(以下「アコギ・ジャカジャカ」と記す)。スタンダード曲『Summertime』のコード進行にある程度(けっこう?)は合わせてはいる・・・気はします。でも、パットのアコギ・ジャカジャカって、まあこんな感じで、どんな曲をやっても基本的には似たような感じです。

 

それにしても、パット・メセニーは本当によく「アコギ・ジャカジャカ」を弾きます。自分のアルバムやライヴでも、他人のアルバムやライヴでも。ジャズ・ギタリストでこんなにアコギ・ジャカジャカをする人は、他にいるんですかね??? ここだけを聴くとフォーク・シンガーのようです。ニール・ヤング? 吉田拓郎? 長淵剛? これだけアコギ・ジャカジャカを続けていると、普通は少しくらいは歌を歌いたくなりますよね。でもパット・メセニーが歌を歌う所を私は一度も見聞きしたことがありません。歌ったことがあるのでしょうか? パットの歌、聴いてみたいです。(スティーヴ・ハウのような超美声なら嬉しいんだけど・・・(笑)・・・)

 

パットがかき鳴らすアコギ・ジャカジャカ・ワールドに、ジョンスコが割って入ります。ジャズのスタンダード曲『Summertime』のテーマ・メロディーを弾きだした途端に「あっ、ジャズじゃない方のジョンスコだ!」と思わされます。尖ったギターの音色自体はジャズを演っているときのジョンスコでもあるけれど、「ギゴゴゴゴ~」と、ピッキング・ハーモニクスをゴリゴリと鳴らしているその演奏姿勢は、ロックでもあり、ジャズ以外の何かでもある「あのジョンスコ」ですね。

 

ここでのジョンスコのソロは、当時としては結構饒舌に弾き切っていて、彼のスリリングな醍醐味を十二分に感じられるソロです。でも、随所にパットのギター・スタイルを思わせるフレーズが出てくるようにも感じられます。一番上の動画で4分48秒からの箇所で、ブライトで流麗なフレーズを奏でている箇所なんかはパットの演奏を連想します(ジョンスコはあんまりこんなフレーズは使わないですよね)。このコンサートでは、パットがジョンスコのギター・スタイルに合わせてきている部分があるので、ジョンスコもパットぽいフレーズを無意識的にか、意図的にか、お返しに使ったのでしょか。(プロレスでは名勝負では相手の得意技を、あえてこちらから・・・略)

 

パットのアコギ・ジャカジャカと、ジョンスコのゴリゴリ&ウネウネ・ギターによる『Summertime』。でも暑苦しい演奏・共演ではありません。潔いさわやかさすら感じます。演奏に一切の迷い(正統ジャズへの未練と遠慮)がなく、2人が自分の演奏になりきる事に徹しているから、その迷いのない2人の「異なる音」に、聴き手は違和感を感じずに「スッ」と入って行けるんだと思います。

 

 

中間パートは、パット1人だけがアコギ・ジャカジャカを弾き続けています。パットのアコギ・ジャカジャカは色々なバリエーションがあるんですが、メセニー・グループでの完成度の高い構築美を意図して作られた楽曲(例えば「ファースト・サークル」)でのアコギ・ジャカジャカは、しっかりと作曲された調性に合わせたジャカジャカの場合が多いです。それとは反対に、何も考えずに弾いているんじゃないかな、と思わせるフリーなジャカジャカもあります。この『Summertime』におけるジャカジャカは、どちらかというと後者寄りのジャカジャカですかね。

 

アコギをジャカジャカ弾き続ける事は、一種の陶酔感がありますね。そして体力と気力をけっこう使います。この『Summertime』では約10分のあいだジャカジャカを続けています。この中間の「ジャカジャカ・ソロ」では、次第に不協和音的な、無調のような音が混ざっていきます。途中ではまるで怒りにまかせて殴り弾きしているような箇所も。つまりは、あまり何も考えずに弾いているかのような雰囲気にさえなります。パットがオーネット・コールマンらから圧倒的に影響された、無人の荒野を表現するような自由奔放なギター・スタイル。それは、パット自身が「自分の原点でもある」と述べています。しかし、その「パットの原点」は、こういう「アコギ・ジャカジャカ」や、ギター・シンセによるフリーな演奏にとどまらず、実はオシャレなカフェでBGMにも成り得る、パット・メセニー・グループの有名曲・名曲の根底にも息づいています。その点については、次回の投稿でさらに触れられれば・・・と考えています。(と、書いてみて実際に次に書いた事があんまり、ない・・・(笑)・・・)

 

ノープランの無調のような色彩も混ざった「ジャカジャカ・ソロ」は、だんだんとメジャーコードが入り込んできて、明るく整った色彩を帯び始めます。このあたりの色彩感というか、音色のコントロールに関しては、パット・メセニーは年季が入っています。一見はフリーに弾いているように見えても、何も考えずにジャカジャカしている訳ではありません。パットは音楽に関しては異常なほどの完璧主義者なので、フリーに羽目を外すときも、部分的にはフリーにしておいて、ある部分では冷静に音楽自体を統制していると思います。(羽目の外し方に長けているんですね。プロレスに例えるなら場外乱闘をしていても、カウント19できっちりとリングに戻ってくるような、お約束感)

 

上から2番目の音質の良い静止動画音源の方が、パットのアコギの音が前面に浮き上がって聴こえるので、これを10分間聴いていると、ただのアコギ・ジャカジャカではないパットのギタリスト、音楽家としての「威力」「実力」を感じる事ができますね。ただの勢いの持続力だけではない、「攻め」と「受け」のバランスの良さというか。それはフリーと調性のバランスや、強弱や緩急のバランスだけではなく、ジョン・スコフィールドというパットが尊敬し、盟友と認めたギタリスト・音楽家と対峙する時に、最大限の「おもてなし」をするという固い決意のようにも思います。(攻めも容赦なく、受けも最大限に)

 

アコギを延々とジャカジャカするという時点で、まず「戦いの場(リング? 土俵?)」は、パットのアコギの色で決定づけられます。それに関しては、パットはもう10分間手抜きなしの全力でアコギを掻き鳴らしていると思います。もしもパットが自己顕示欲のみで突っ走って、際限なくフリーな演奏をし続けたら(まっ黒に塗りつぶしたら)、対戦相手が違う色で対抗するのは至難です。でもパットはやはり気配りの人でもあります。1980年代からは格上の大御所アーティストとの共演も多くなり、そこでもパットは一歩引いた立ち位置にいる事もしばしばでした。(オーネット・コールマンと共演した『ソングX』とか)

 

そもそも、パット・メセニー・グループ自体が、最初は無名だったライル・メイズという人の技量と才能を世に知らしめるために、パットが用意したユニットだったと思えるくらいに、ライルの音楽性をフューチャーしたものでした。ひょっとしたらジョンスコとの共作アルバムには未収録だった『Summertime』を、ライヴで「アコギ対エレキ」の形で共演したのも、ジョンスコの良さを引き出すためのパットの意向だったのかも知れません(発言ソースはないですが)。

 

 

さて終盤にジョンスコが帰ってきます。この最初の1音が、もう、たまりません!

 

ラストに向けて両者の演奏が対抗しながら同居しつつも調和を醸し出した瞬間から、ほどなく混沌とした「終焉」が訪れます。もうちょっと、20分くらいは聴いていたいけれども、10分くらいがちょうどキレイに終われる節目なんでしょうかね。

 

試合結果 10分一本勝負

 

△ジョン・スコフィールド

(引き分け)

△パット・メセニー

 

プロレスでは、引き分けは両者が勝者です。(なぜプロレスに例えるのか・・・)

 

 

 

 

 

という訳で、パットのアコギで色づけられた異形の『Summertime』でしたが、スタンダート曲としては、こういう形が一般的、なんですよね。

 

Norah Jones - Summertime

 

 

「summertime jazz」でyou tube検索したら、ノラ・ジョーンズ版が一番上にありました。

 

 

ギター演奏ならウェス・モンゴメリーが、本筋になるのでしょうか。

 

WES MONTGOMERY Summertime

 

 

Albun Far Wes ,Wes Montgomery (guitar) Pony Poindexter ( alto sax) Harold Land (tenor sax ) Buddy Montgomery (piano) Tony Bazley, Louis Hayes (druns) Monk Montgomery (electric bass )

 

まずはウェスの『サマータイム』を選んだのですが、テナー・サックスは(イエスのファースト・アルバムの曲名にもなった)ハロルド・ランドなんですね。初めて聴きました。とてもテンポの速い演奏です。イエスのドラマーだったビル・ブルーフォードは、2010年9月20日の記事で「ハロルド・ランドはテナー・サックス奏者でしたが、なぜ私たちは彼の名前をイエスの曲名にしたのか思い出せません」と、なんとも無責任なコメントをしているようです。それにしてもウェスのオクターブ奏法、凄い。

 

 

ジョー・パスの『サマータイム』

 

Joe Pass - 01 - Summertime

 

 

ため息しか出ません。上手すぎて、、

よく見るとアイバニーズのギターを使っていますね。ウィキで確認したらジョー・パスはアイバニーズJP-20を使用していたとありました。意外というか、知りませんでした。この時期はまだ国内では「イバニーズ」と呼んでいた頃ですかね。(なんだか嬉しい、一応アイバニーズの安物フルアコを弾いているもので)

 

 

 

 

 

さてさて、そういう大御所とはちょっと(かなり)違う「サマータイム」で、アコギをジャカジャカしていたパット・メセニーが、なぜ、ずっとずっと「アコギ・ジャカジャカ」にこだわるのか。このスタイルはある意味でパットの音楽スタイルの原点でもあり、何か彼の音楽の中心を貫く一本の太い柱のような気がします。その「太い柱」が発展してどんな風に形を変え、それでも根幹は維持し続けているのか。そんな事を次に、書ければ、、

 

 

『ジム・ホール&パット・メセニー』 Jim Hall and Pat Metheny (1999年) 1998年7月、8月録音より

 

Jim Hall & Pat Metheny - Summertime

 

 

(動画の画像は右側がなぜかジョー・パスになっています・・・(笑)・・・。いや、笑えない、、)

 

パットが最も尊敬するギタリスト、ジム・ホールとの共演でも、アコギ・ジャカジャカでパットは『サマーサイム』します(かなり抑えた演奏ですが、主張する所はしていますね)。ジョンスコとの共演とアプローチはほぼ同じなので、1994年のジョンスコとの共演のスタイルを踏襲したのか。または、パットにとって「ジャカジャカ」は彼のギター史そのものでもあるので、もっと昔から『サマータイム』ではジャカジャカしていたのかもですね。ジャカジャカに歴史あり。

 

 

 

ジョンスコとパットの『サマータイム』が演奏されたコンサートは、下記の音源で聴く事ができます。(ラストに少し、ビル・フリゼールとの共演も入っています)

 

John Scofield & Pat Metheny Summertime

 

 

全編に渡って聴きごたえが満載なんですが、ある意味で一番聴きごたえがあるのが、冒頭のメンバー紹介で、パット・メセニーが興奮して

 

グレイト!

ジョン・スコフィールド!

ジョン・スコフィールド!!

ジョン・スコフィールド!!!

ジョン・スコフィールド!!!!

ジョン・スコフィールド!!!!!

ジョン・スコフィールド~!!!!!!

 

と、ジョンスコの名前を6回も連呼して、ジョンスコに「パット・メッシーニ!」と2回名前を呼んでもらった直後に、もう一度

 

ジョン・スコフィールド~!!!!!!!

 

と、7回目を呼ぶ所でしょう。

 

こんなに嬉しさを爆発して、はしゃいでいるパットはなかなか観れないですね。

 

 

つづく

 

 

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◇追記

 

9月も後半に入りました。すっかり涼しくなりましたね。今年の夏は前半は猛暑の日が多かったけれども、8月の半ばくらいから秋雨前線が日本列島に停滞したりして雨の日が多かったですね。当ブログは5月や6月に「四月」の音楽やマンガを取り上げたりとか、季節感からはややズレる事が多いので恐縮です。

 

ウィキペディアの「夏」のページを見てみると、「日本においては、6月・7月・8月の3か月を夏であるとすることが一般的である」と記されていますし、9月になると「秋になりました」という言葉が飛び交います。でも、20年ほどランニングやマラソン大会に参加している自分としては、9月は夏だという体感でずっと過ごしてきました。10月にならないと、体感的には夏が終わったという気にはなれないもので。

 

我が奈良県の県庁所在地・奈良市の年間の月別の

 

最高気温記録

平均最高気温

日平均気温

平均最低気温

最低気温記録

 

を参照してみると、全てにおいて6月よりも9月の方が気温が少しだけ(1~2度くらい)高いんです。つまり、ただ単に気温が高いか低いかという基準だけなら、6月よりも9月の方が夏に近いと言えると思います。まあ、6月は梅雨があるから「平均気温」なら低めになるとは思うんですが、それも含めて実際の気温なら9月は暑いという事で、せめて9月の前半までは夏でもいいんじゃないかと思います。(もう9月の後半だよ)