なでしこの澤選手がなんか賞を取りました。
そもそもサッカーなんか興味ゼロ、なでしこの試合もニュースでしか見てないですが、メダルとってよろこぶ姿にめちゃくちゃ感動した記憶があります。
多分日本中に発生したニワカ連中の一人ですが、昔から応援してたと称する集団からしたら何もわかってないやつらがうるせーなと批判されたり、よくある話です。
何もわかってないのはどっちだか。
そもそも自分と離れた物に心えぐられるなんて、何かデカい事でもないと中々ありません。
ただ彼女たちの姿は俺には眩しくて眩しくて…
ニワカに感動できる自分を嬉しく思う。
震災後、日々深刻化する状況を見て、何も被害の無かった私は被災者から比べたら他人事。
正直、実際そんな感覚がある。
でも、俺の人生でこんなに他人を心配して、他人に怒り、自分の他人事感覚を考えた経験なんて初めて。
多分日本中がそんなニワカな思いで溢れてましたね。
生活に影響ない範囲で募金して、自分は被災者の一助になったと自己満足。
気が付けば今までと何も変わらない生活して、テレビに映る被災者を見ながら、内心、自分じゃなくてよかった感覚を担保にまた心配して…
でも、みんなメチャクチャ考えました。自分に置き換えて。
ビートたけしの言葉で、何万人が亡くなった災害じゃない、家族や友人が亡くなり、生活が壊れた災害が何万件も起きた、想像力をもって見なきゃいけない、だったかな。
自分の家族、仲間が優先。
自分の場所を確認できてやっと想像できる余裕が生まれて。
やっと本気で他人に頭がまわる。
被災者をニワカに心配できる連中になれて、ニワカって想像力なんだなと。
もうすぐ一年経ちます。
あの日と同じ想像力、無くしてないか?