最初に記事と無関係なネタで失礼します。
一応なんとなく「映画レビュー」の公式ジャンルに登録してあるので毎朝前日のアクセス数とランキングのお知らせが入るのですが。あまり気にしてはいないので一回観てふーんと思ってすぐ忘れるのですが。ある朝忘れられない数字がそこに(笑)。
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映画「君の名前で僕を呼んで」を2回観てすっかりハマったわたくし。Blue-ray発売を待つ間に、原作小説も気になって購入。大量の積読本を飛び越して早速読んじゃいました(´艸`*)。
映画のパンフレットにあった、脚本を担当した偉大なるジェームズ・アイヴォリー氏のインタビューにあった通り、エリオの回想という形になっています。そして、確かに基本的には原作に忠実ですが、アイヴォリー先生のおっしゃる通り、細かい設定や登場人物など映画用に思い切った設定変更や省略も。映像作品に移植するにあたり、そして2時間前後にまとめるために必要な作業ですが、その映画脚本の仕立ての見事さ、ルカ・グァダニーノ監督の素晴らしい映像表現に改めて感動を覚えました。
映画の方は、映像と音楽の魔法で、同性愛ということを意識させず性別も時空も国境も超越したノスタルジーとセンチメンタル漂う美しい恋物語に仕上がっていましたが、小説の方は割としっかりBL小説でした。が、エログロさはなく。やはり美しい、ある意味では映画以上に甘くロマンチックな恋愛小説でした。当然ですが文字であらわされている分、映画よりも細部にわたっての情報量が多く、エリオの心情の動きの説明もあるので、映画のあのシーンのあの表情も、こういう心象心理がベースにあったのかもしれない、と改めて映画を振り返って味わい直すという楽しみも。
映画では省略されていた登場人物やエピソードも。また、省略された登場人物の役割を映画では他の人が兼任していたり。そんな”発見”もまた楽しい、小説と映画の理想的な関係性が結ばれています。エリオのお母さんは、映画の方が数段魅力的でした。小説の方は割と普通・・・オリヴァーが前もって予告なしに夕食をスキップするのに不満を口にしたり。でも、やはりオリヴァーの帰国前のローマ滞在に同行させてもらうようエリオに勧めるのも母親だし、何も気づかないフリして全て見通していながら優しく見守っていたのかもしれません。あるいは、そう感じたからアイヴォリー先生は映画では分りやすく母親の役割を膨らませたのかもしれません。
小説の中ではエリオの目で見る両親は「性的に枯れた」段階で、父親・母親という役割意外のセクシャリティを感じない存在として描かれていますが、映画の中のご夫婦はどちらもまだまだ魅力たっぷりなのもなんだかちょっと嬉しいような(笑)。その辺の描き方も、アイヴォリー先生の心配り、そしてグァダニーノ監督の采配によるものかも、なんて考えてみたり^^。
では、小説の中で特に印象に残った文章を少しご紹介します。まずはエリオがオリヴァーとのことについて回想を始めるシーンでの独白部分。オリヴァーとの最初の出会いの頃の緊迫感と不安とドキドキを思い出す部分ですが、あぁ、その感じわかる・・・!と共感する人も多いのではないかと。
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