あっという間の13年

あの当時私は飲んだくれて、孤独で、どうしようも無い状態を過ごしていた。

 

その年の10月に精神病院送りになって

年末に退院して

新たな出発をした。

 

どうしてもっと上手くやれなかったんだろう?と思うけど

あの頃の精一杯の選択があの状況だった。

 

アルコールを抜いて直ぐの頭の中は、雑念がグルグル止まらなくて

何もしていないのに毎日疲労感で一杯

 

今振り返ると貴重な良い時間を過ごさせて貰ったんだと思う。

二度と行く事は無いけど(無い人生にしないと)

 

同期の患者は専業主婦の方が多く。

家族も熱心に見舞いへ来て、甲斐甲斐しく世話をしている姿

子供達も良い子に育って(私には良い子に見えた)

この人達は何が問題なんだろう?と良く思っていた。(こんなに素敵な家族が居て何故浴びる程飲むのか?)

本人なりの苦しみが有るんでしょう。

当時20代で独身の私には、彼女達の世界がいまいち理解出来てなかったと思う。

 

 

他人様の問題は端目じゃ見えないもんだと感じた。

 

たまたま解決策に、酒を選んでしまってるだけだろうし

一番手軽で合法で気持ちを楽にさせてくれる。魔法の飲み物

 

未だに自分の殻に閉じ籠りたい時は沢山有るけど

 

何かあの地震にトドメを刺された感じがする

そろそろ諦めなよって

アルコールの執行猶予は終了しました。人生を立て直しましょう・・・って