宇宙飛行士の合格発表を控えた「六太」。
最後は運頼りですが、ここ最近プチ幸運続きということで、若干の不安を感じていました(笑)


なんとなく先の展開が分かっていても、この状況は緊張しますね…
電話での第一声が「わっしょい」だったのには笑いました(^^ゞ
お母さん本当に良いキャラですね^^


呼び出されて公園まで行くと、合格が言い渡されました!!
「我々JAXAは君を宇宙飛行士として迎えます」

合格の伝え方といい、言葉といい、星加さん格好良いですね。
本当に良かったです!!



他のメンバーの所にも合否の結果が続々と伝えられていました。

ケンジは合格が決まっていましたよね。
せりかさんと北村さんと新田さんも合格でした(^^*)


六太は、その足で記者会見へ向かうことに。

マスコミは月に行っている日々人の兄ということで、六太に注目しますが、六太も良い回答をしますね。

「まずは両親にそれから…私をここまで導いてくれた天文学者のカネコ・シャロン博士。そしてもう一人。今、月面にいる日々人に感謝を伝えたいです」

アポもかなりの立役者ですがね。

日本初となる「兄弟宇宙飛行士」の誕生として大きく取り上げられました。



記者会見の現場や、打ち上げの居酒屋では、今まで色々な苦労を共にした仲間が集まっていて、改めて合格を噛み締める六太。

宇宙兄弟は、人間性が良く描かれている作品なので、より雰囲気などが伝わってきて感動しました(^^ゞ
やっさんも本当に宇宙飛行士になって欲しい人の一人ですね。



合格が決まった六太達5人は、これからは座学や挨拶回り、基礎訓練がひたすら続くそうです。
流石に甘くはなさそうでした。
この時現れた「紫三世」の現宇宙飛行士としての助言は、とても良かったです。
一気に現実味が増したように思いました。


理事長の話も良かったです。
気持ちが高まってきましたが、宇宙飛行士への道のりは険しいですね…



さて、その頃日々人は月で活動していました。
通信が途絶えた探査機「ギブソン」をダミアンと2人で探すという任務を行っています。

月面は酸素がないことで視界が澄みきっているため、遠くまで見え過ぎて、距離感が掴めないそうです。
近くにあるのか遠くにあるのか分からないというのは、大変そうですね。


視界不良のせいで、2人はクレーターに落ちてしまうという大事件が起こってしまいます。
日々人は軽傷ですみましたが、ダミアンは体温調節システムが故障したらしく、体が凍りそうに寒い状態に。


宇宙飛行士の人命救助の原則には第一に、このような文章があるそうです。

「何らかの事故により、仲間の命が助からないと判断出来るとき、これを切り捨て自分の生還を第一に考えること
逆に自分の命が助からないと判断出来るとき、もう一人の仲間の生還を第一に考えること」

改めて、過酷で何が起きるか分からない場所で任務をこなしているのだと思いました。


「俺を置いて行ってくれ」というダミアンに対して、日々人は「俺はさダミアン…あんたの命を助けられると判断してるよ」と。


助けを待っていても、クレーターから出るまで4時間はかかるそうです。
4時間もマイナス170℃の環境にいたら、ダミアンの命が危ないと判断した日々人。
ダミアンを探しに行く途中で発見したギブソンで地上に出ようとします。



いつも楽観的な態度の日々人ですが、冷静沈着に判断していて、とても勇敢に感じました。


ですが、クレーターを登っていた時、日々人は落下してしまいます。
その衝撃で宇宙服が破けたのか、日々人が生命の危機に。
酸素残量わずかで、絶体絶命の大ピンチです。


ここで次巻に続くのですが、非常に気になりますね。
次巻以降も楽しみです。