今は亡き母…  ケイコは いつも いたって…大真面目


母が 冗談を言ったのを 私は…聞いたことが無い!!




だが…  母は… 凡人には無い何か???を


持っている人だった




そんな…  何かを  持っている人





これは ケイコの真実のお話である音譜音譜音譜





昔々・・・・・ その昔・・・・・


当時・・・北海道土産で定番 まりも  が 我が家のリビングのTVの上に置かれていた





正に こんな感じ     

皆さんのお家にもあったのではないだろうか?



そんなあるあるネタにもされそうな まりもを 姉が修学旅行の お土産で買ってきた時のお話.......





家族で まりものお世話を 誰がするぅ??という事になり・・・・   家族会議の結果



鳥類も、哺乳類の世話もさせてもらえなくなったけれど    



時間はタップリある 母ケイコに白羽の矢がたったところから このお話は始まります・・・






母はこの大役に大喜び音譜




そもそも..... まりも とは




こんな藻の集合体で............   成長過程でほっておくと.....



イビツな形になってしまう




もちろん流れのある水の中では.....    転がりながら綺麗な球体になる..



神秘的な  まりもを 家で育てる時は・・・・人がてのひらで転がして丸めてあげないといけない・・・・・





こんな感じ・・・・・



 

母もそんな事が書いてある まりも飼育説明書?を必死で読んでいた



そして まりもを手に取り・・・・・



 「まりもちゃ~~ん  おおきくな~れ~  ま~るくな~~れ」  





 と可愛がっていた・・・・・





そんなある日・・・・私は・・・・ 気がついた・・・・・ まりもちゃんが・・・・・



まりもちゃんが・・・・変な色になっている事を・・・・・















こんな・・・・・黒い塊に・・・・なっていた・・・・5個の・・・・まりもちゃんが




大きなひとつの黒い・・・・まりもちゃんになっていたのだ叫び


















なぜぇ~~~?    どうしてぇ~~~あせる








どうししたら・・・・ 緑の まりもちゃん が・・・




5個だった まりもちゃん が・・・・



こんな 大きな 黒い  黒い  黒い


まりもちゃんになるのよぉ~~~~~~




何となく・・・・答えは想像できたが・・・一応聞いてみる・・・・




母ケイコは言った・・・・・





「藻の集合体なんだから・・・・小さい5個を 大きな1個に 合体しただけよ」



誇らしげに言ってのける・・・・・






「100歩譲って・・・・小さい5個より 大きな1個の方が 良いとしよう!!


でも・・・・・・ このチャコールグレーみたい?な 黒い?まりもって何!! 可愛くないし


どうしたら こうなるわけぇ~~~~ むかっ」と・・・・ むっ!としながら 私は言い返した 







そんな私に 母ケイコは・・・・思いもかけない言葉を返してきた・・・・・







 「ああ~~~っ!その色ね音譜 

まりもちゃんを少しでも 大きくしたかったから・・・・

水に浮かんでいる 埃も一緒に 丸めたの・・・


思いのほか大きくなったわぁ~~」
 







そうだった・・・・ 母は・・・・ そんな人だった・・・・わかっていたじゃないか・・・




怒る気にもなれなかった・・・・ むしろ・・・自分自身への反省が先だ!









その後・・・・と共に丸められた まりもちゃんを・・ピンセットを使って・・・




父と2人で・・・一生懸命・・・救出した





まりもちゃんは・・・・いびつになり・・・・色も褪せていたものの・・・まだ生きていた




5個の いびつな まりもちゃんは・・・・ その後・・・・水を換え・・・



私の部屋へと 避難したのは言うまでもない・・・・・






母は・・・・もとに戻った・・・・ まりもちゃんを見て・・・私にこう言った・・・





















母ケイコ・・・・・ 小説より・・・奇なる女・・・・・



そんな・・・・母を持った私も・・・・・ ある意味・・・ 何かを



 持っている  のかもしれない・・・・