自粛中の生活がオフの日と大して変わらないことに気づき、ハッとしている野口オリジナルです。
本当に、ハッとしましたぜ!
今日は、こんな自粛中の妄想に役立つ哲学の名言をお届けいたします。
本日ご紹介するのはこちら、名前だけなら大体みんな聞いたことある、ニーチェというヒゲオヤジの言葉です。

“深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ”
こちらも、インターネッツ全盛の方は、一度は聞いたことあるのではないでしょうか?
ニーチェは、先人の哲学者の思想を批判的に検証し、その批判精神をもって、プラトンのような対話式の体裁をとって語られた「ツァラトゥストラはかく語りき」を書きました。
この言葉は、それをより補足した作品「善悪の彼岸」にて、語られた言葉です。
ここからはわたくしが、数年前に哲学を大学で学んだところから勝手に解釈した考えですが、ニーチェは、徹底的に先人や前例、習慣、道徳から個人の精神を、個人そのものに取り戻そうと言葉を尽くした人です。
そうして、道徳や慣習から貴方が取り戻した精神は、個人の意思によって形作られていきます。
わたしは、この言葉は、その意思の向ける先に厳しい眼差しを向けよ、という警句だと捉えております。
全ての常識から解放され、個人の意志により形作られる精神は、意志のみで突き進む、道無き道を歩く旅路でございます。
その補助輪の無い旅は、貴方の意志一つで、地獄への道にもなります。
ある意味、常識や先人に導かれる精神の旅よりも、はるかに孤独で厳しい道のりであります。
願わくば、貴方の精神の旅路が、良き世界へ続いていくよう祈っております。
友達と必ず喧嘩して、大学教授時代も超絶不人気だったニーチェ。
今、日本でチヤホヤされてるのを知ったら、どんな顔をするんでしょうね!
哲学のお兄さん、野口オリジナルでした!
皆様が、健やかに、平和に、優しく過ごせますように!
