自分が感動したものを人に勧める時「すっごい良かったんで!」と勧めるのですが、その枕詞のせいでいらぬ先入観を与えてしまい、その作品の良さが本当に伝わらないのではないか?
でも、すっごい良かったのは事実な訳だし、この感動を伝えるにはこの言葉しかない、と思って勧めているのだから、間違っていない!
しかし、わたくしの言葉のまずさでこの作品の良さが伝わりきらなかったとしたら、それは己のせいなのではないか…?
ならば「まあまあ良かったんで、気が向いたらどうぞ」ぐらいのスタンスで促したほうが、逆に良き出会いになるのではないか…?
だが、それでは、その作品と出会って感動して、そんなクールぶった態度すら吹き飛ばす衝撃を与えてくれたこの作品に、いや、その瞬間心動かされまくった過去の自分に失礼なのだから、やはり間違っていないはず…!!
でも、良い作品と多くの人に出会ってほしいのが第一義なのだから、そんな己のちっぽけなプライドなど捨てて、その人がその作品と最良の出会いができるよう、たとえ過去の自分の感動を犠牲にしてでも言葉を選ぶのが、本当に真摯な態度ではないのか…。
なんて考えて、いざその作品について話すとなったら、その時の感動を思い出してしまい熱量たっぷりに勧めてしまう、野口オリジナルです。
皆様、良きものに出会っておりますでしょうか?
それは、もちろん舞台でも映画でもテレビでもアニメでも漫画でも小説でも絵画でも音楽でも、人との出会いでも動物とのふれあいでも、美味しい料理でもいいにおいでも、ふとした瞬間に美しい星に胸打たれるでも、なんでもよいわけですが、身の回りのそんなものに気づくことが、この長ったらしい人生を楽しく生きる第一歩でもあるように思います。
徒然なるままに書いていたら、何が言いたいかわからなくなってきたし、少し恥ずかしくなってきたので宣伝しちゃいます!
ちょうど一週間後の土曜日、1月11日より、2月までの毎週土曜日、わたくし、赤坂はcorusという素敵会場で、朝劇赤坂『笑う、夜の果てにて』という企画に出演いたします!
文字通り、朝にお芝居するというこの企画、ロングランでの公演でもあり、日々、この戯曲と役と座組みの皆様と向き合って、切磋琢磨していこうと思います。
1日として同じ朝をむかえることがないよう、毎日心を込めて初日を呼び込む所存です。
お話は、とある集いに集まる6人が織りなす、朝にぴったりの爽やかで少し寂しいドラマです。
まだまだ、絶賛ご予約受付中です!
素晴らしい朝を必ずやお届けいたします。
ご来場、心よりお待ちしております!
詳細→https://stage.corich.jp/stage/103816
ご予約(野口扱い)→http://ticket.corich.jp/apply/103816/109/

自宅のシャワー圧の弱さを、こいつなりの優しさだと捉えるライフハックを実行中の、野口オリジナルでした!
地方公演とかでたまにホテルに泊まると、本当のシャワーを思い出すよ!