ゴルビーよ永遠に | ポップンマッシュルームチキン野郎公式ブログ

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ポップンマッシュルームチキン野郎

こんばんは。

今更ながらにゴッドファーザーを3部作連続で見て
見事なまでに打ちのめされド嵌りしています。加藤慎吾です。


『うちの犬はサイコロを振るのをやめた』、
10日間14ステージを終えて、はや1週間が過ぎました。
たくさんの、たっくさんのお客様に作品を喜んでいただけて、
毎ステージ、上演後のカーテンコールでお客様と対面する度、
こんなに一杯見てくれてたんだ!と、幸せな思いでいっぱいでした。

何度も何度も足を運んでくださる方からは
「何度見ても泣ける!本当に大好き!!」
初めて観に来てくださった方からは
「初めてだったけどすごく面白かった!また来ます!」
という声、声、声で、本当にありがたかったです。


ご来場いただいた全ての皆様に、改めてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!!!


こうやって沢山のお客様に喜んでいただけたのは、
素晴らしい脚本を書き上げ、演出を施した
我らが吹原幸太の力は勿論なのですが、
その世界をさらに魅力的に創り上げてくれた
照明・音響・舞台美術の超絶技巧スタッフの皆様
(萩原様、山下様・五十川様、仁平様)、
音楽の西山様、衣装のサイトウマサミ様、
OPアニメーションの吉田様、冒頭映像の杉原様、
舞台監督の今井様、川崎様、
宣伝美術写真の菅原さま、パンフレット写真のノザワ様、
そして毎ステージ沢山のお客様をお迎えし誘導してくれた
受付スタッフの皆様とプロデューサーの登紀子様、
そしていずれ劣らぬ魅力的なキャストの皆様のお陰で、
誰一人の力が欠けてもこの世界を生み出すことは出来なかったと思います。
本当に本当に、皆様のお陰です。ありがとうございました!!

また、お客様から沢山の激励のお手紙、差し入れ、プレゼントをいただいたことを
改めてお礼申し上げたいと思います。
大量の冷えピタは上演中の僕の命綱でした。
ボロボロの身体に、頂いたサロンパスを貼りまくりました。
熱中症予防の塩入りキャンディーや、大量のお水も、すごく助かりました。
そして気分の高揚する素敵なプレゼント、
あまりに素敵すぎるのでここでご紹介。

ミニゴル1
ミニゴル2
ミニゴルバチョフー!!
しかも、密かに「DOUGLAS」製とは、劇中にも出てくる
ダグラス・マッカーサーとかかってるじゃありませんか!
いただいてから、ずっと鏡前に飾っておりました。
これからも大切にします♪

そして、
ゴルトート1
なんとなんと、ゴルバチョフのオリジナル・トート!
チラシ(あるいはパンフレット?)の写真を使って加工して
作成していただいたみたいです!なんて素敵!!

しかも裏にはこれまた素敵なデザインで公演名などが!
ゴルトート2
座組のみんなに自慢して回っちゃいました。
以来、レギュラーで普段から使わせてもらっています!
ありがとうございました!!



すごく個人的なことを書けば、
今回のゴルバチョフという役は、一つの大きな挑戦でした。
昨年、これまた大評判をいただいた作品、
『銀色の蛸は五番目の手で握手する』の木村オサム役は、
自分にとって生涯ずっと心に残るようなキャラクターで、
初めて「役を生き切った」と思えたものでした。
純真で、一途で、愛する人を救うために大きな犠牲を払うオサム。
そんなオサムをやった後に、このゴルバチョフ。
ゴルバチョフも、同じく自己犠牲の人(犬)でした。
全く性格は違うし、ストーリーも違うのですが、
あれだけの役をやった後だけに、怖かったのです。
オサムを超えられるのか、オサムを演じた自分を超えられるのか。
勿論、どっちが上、という話ではないのですけど、
脚本を読んで、ゴルバチョフを演じ切れるかどうかによって
お芝居全体の出来が左右される、それほど重い役だと感じた僕は、
オサムのことを思い出し、あの時の自分を思い出し、
更に上を行かなければいけない、というプレッシャーを感じたのでした。

答えは、わかりません。
それに、答えは出すべきではないのかもしれません。
大切なのは、ゴルバチョフの想いが、生き様が、
お客様に届いたかどうかですから。


ここだけの話。
千穐楽、自分の計算した未来の中で
シズ子が華やかな光の中スターになった姿を見届け消えた後、
楽屋に戻った瞬間、涙が溢れてきました。
周りに人はいなく、たった一人、ステージを降りて、楽屋で。
皆はまだ踊っていて。歌っていて。

本当にこれでゴルバチョフの生涯に幕が下りたんだ、と。
彼が本当に昇天してしまったように感じ、
彼を演じた自分が、彼を昇天させてしまったようにも感じ、
自分の中にゴルバチョフがいて、ゴルバチョフの中に自分がいて、
寂しさと、悲しさと、安堵と、説明のつかない感情に襲われ。


それから時が過ぎて、確かなことは、
身も心も磨り潰すような、酷く大変な役柄ではあったけれど、
このゴルバチョフという役を演じることができて
僕は本当に幸せだったし、そのゴルバチョフを皆さんが愛してくれて、
本当にありがたく、やっぱり僕は幸せ者だということです。


ありがとうございました。




さぁ~てさてさて!
こんな感じで浸るのはもう終わり!!
(さんざん浸っておいて!ww)
すでに、次なる作品へ向けてPMC野郎は動き始めてますぞ!

そう、コメディフェスティバル2014参加作品
『殿(しんがり)はいつも殿』!!!
昨年、皆様の応援のおかげで優勝させていただき、
BS日テレさんで放映していただきましたが、
今年も!あっと驚く新作『殿はいつも殿』を引っ提げて
連覇を狙います!!!
ぜひ、みなさん、我々を応援してください。

すでにチケット発売開始しております。
我々はパーチームですが、オススメは最終日のぶっ通しスペシャル!
28日(日)12時から、グー見て休憩、チョキ見て休憩、パー見て休憩、
そして最後の授賞式まで見られちゃうんです。
ポップンを応援してもらって、そして、そう!
一緒に表彰式で優勝の瞬間を味わいませんか!?
他の劇団も強者揃いですが、僕らは優勝します!!(キッパリ)
物凄い一日になること間違いなしです。
ぜひぜひ、よろしくお願いします♪

ベルチケット予約はコチラからベル



開演前、貧乏ゆえ服を買えないアウグストゥスのボディペイントは
小岩崎譲がいつもやっていました。そこへピンクの光が差し込んで・・・あ、妖しい。