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もう3年も前のことですが、建築後6年の住宅でアフター担当の者から

かなりヤバイ状態だと思うので見て欲しいと依頼がありました。

そのお宅に伺ってみると、目で見て床が傾斜しているのがわかります。

それで早速床下へもぐってみると、・・・。

その家は川に面した傾斜地に建っているので、地形を利用して半分を地下ガレージにした、

一体型の基礎にしていました。

その造成地はいいかげんな土木工事がなされたのでしょう、他の敷地も川にむかって

土地が滑りながら沈下した形跡がみられます。

そのため、その家はガレージ部分は深く掘り込んでいるので、比較的安定した地盤に載っていますが、

残り半分の基礎は高い土の部分に載っているので、この部分が沈下して、建物のちょうど真ん中で

基礎が折れたようになっていました。

この当時(9年前)は地盤調査も義務化されていなかったので、ここまで地盤が悪いと

想定出来なかったのでしょう。

そこで、この建物を基礎ごと杭を押し込みながらジャッキアップする

アンダーピーニングと言う工法を採用しました。

建物基礎下に人力で深さ1mくらいのトンネルを数本掘り、

要所要所に1mの鉄管の杭を油圧ジャッキで押し込んでは継ぎ足し、5mくらいの杭にします。

それを数十本打ち込んで、最終的に建物のレベルを調整しながら持ち上げ固定します。

約600万円掛かった工事でした。