「やっぱ、痛いんだよねぇ?」


妊娠がわかる以前から、妊娠経験のない友だちと集まりそんなことをよく話していた。

周囲の妊娠・出産経験を聞き、耳年増になるばかり。

そして知れば知るほど膨らむワタシ達の不安。

会うと決まって出る台詞は、

「産むときって、やっぱ痛いんだよね…」 



去年からワタシの友だちが相次いで出産。

そして、産まれると決まって

「産まれたよ~☆ やっぱり女の子だったよ!」 なんていうメールをくれる。

それはとても嬉しい。



嬉しい。  …が。 いつも疑問に思う。

なぜ、誰も

「産まれたよ~☆ やっぱり痛かったよ~!」 と送ってこないのか。

ワタシなら、何よりもまず 「痛さの報告」をするだろうに。




「産まれたよ~☆ やっぱり鼻からすいかだった~!」 とか、

「産むときより、切って縫った傷口の方が痛いかも~」 とか。



でも、誰一人として「痛さの報告」をしない。

ワタシが聞きたいのはそこなのに。

友だちの出産前から、それはアピールしているのに。

何故だろう。



口止めをされるのか?

何か圧力がかかっているのか?

「他の妊婦を不安にさせないように…」 とか、

「ネタばらしになるので、余計なことはお話にならないように…」 とか、

産んだ後に黒いスーツの誰かにそっと耳打ちされるのか?




余計に不安がつのる。

言えないほどか?




「痛み」「圧力」の真相を知ることができるその日に向けて、

すでにワタシのカウントダウンは始まっている。

一日、一日、確実にその日は近づいてきているのだ。