恋は盲目とはよく言ったもので
溺れるような恋、
中には溺死した恋もあったなぁ
異性と同性
どっちの恋人もいたけれど
今振り返ってみると
いつも夢中になって溺れていたのは
同性の恋人の方だったと思う。
ぴいちゃんとの恋愛は
燃え上がる炎というよりは
暖かい陽だまりのような
でも確実に間違いなく
ぴいちゃんはいつも
私の真ん中奥深くにいる。
取り出そうものなら
内臓を抉って
私をバラバラにしないと
無理なくらい。
そのくらいぴいちゃんは
私の中に入り込んでいるんだよね。
私はぴいちゃんほど
愛情表現に長けていないから
私がこんなふうに思ってるなんて
ぴいちゃんは知らないだろうな。
なりふりかまわず
周りが見えないような恋愛は
ずいぶん前に卒業したけれど
うちに秘めた
溺れるような恋をしているのは
現在進行形で、「今」。