国土交通省は31日、高速バスの安全確保のため「新高速乗り合いバス」制度を始めた。7人が死亡した4月の関越自動車道の事故で問題となった高速ツアーバスと、鉄道関連会社などが運行する高速乗り合いバスの制度を一本化。高速ツアーバスの運行を企画し、乗客を募集してきた旅行会社には来年7月までに乗り合いバスの事業許可を順次取得させ、安全責任を明確にする。

 ただ旅行会社が事業許可を取得するには停留所の設置やバスの購入などが必要で、事業から撤退する会社が出ることも予想される。

 バスの運行を委託する際の条件も厳しくする。旅行会社を含む高速乗り合いバス会社が保有車両だけでは足りずに、貸し切りバス会社に運行を委託する場合は、国交相の許可が必要になる。委託契約後さらに下請けに仕事を回す仲介を禁止し、契約関係を明確化。手数料が差し引かれて人件費や車両整備費にしわ寄せが行かないようにする。

 運行会社が請け負うためには(1)過去1年に重大な法令違反や事故がない(2)3年以上のバス事業の経験がある―などが条件となる。

 乗り合いバス会社は、委託先が運転手の点呼や車両の整備といった安全管理を適切に実施しているか、少なくとも年1回調査しなくてはならない。

 夜間に400キロを超える距離を運行する高速ツアーバスには運転手を2人以上配置する新基準が20日に導入されており、委託を受けたバスにそのまま適用する。

 運行経路や料金の変更は柔軟にできるようにし、ツアーバスのメリットは引き続き利用者に提供できるようにする。

                       

関越自動車道での事故により実施された今回の制度改革。飛行機や電車等程ではないにしろ、ここまで規制が緩かったことのほうが問題だったのかもしれませんね。

ツアーバス側からすれば新規参入しやすい分野だったのでしょうが、路線バス側からしたら緩い基準で参入してきて美味しいとこ取り的なやり方はあまりいいものではなかったところはあったのでしょう。

飛行機や新幹線を利用する人と違い、徹底的に値段重視の客もいたと思われるので過激な値段競走が起こるのも理解出来ますね。

人によってでしょうが主なポイントになりそうなのは、値段・スピード・シートの並びってところでしょうか。

競走があるからこそサービスが向上するって側面は否定しませんが、金儲けのために人命を賭けるような経営は考え物ですね