第84回 マンマチアー | いつも心に、幸せを。

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前回(6月)のマンマチアーに参加した話を(今更ながら備忘録として)upします。

※乳がん関連のトピックスになりますので、ご興味のある方のみご覧ください(長文です。)

(以下、マンマチアーの紹介文から一部抜粋)

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【テーマ】
がんになっても生きる喜びを見出せる場所を"暮らしの保健室"そして"マギーズ東京"

【スピーカー】
秋山正子さん
(看護師、助産師。マギーズ東京センター長)

【内容】
「マギーズセンター」は、がん治療の過程のどんな状況であっても、患者さんや家族が、自分で考える力を取り戻し、ふたたび生きる喜びを見出すための場所です。

英国で各地に広がるマギーズセンターが、昨年、東京・豊洲に「マギーズTOKYO」としてオープン。大きな話題となりましたが、マギーズセンターを日本に誘致したのが、看護師で助産師の秋山正子さんです。

臨床の場で長く看護職に従事してこられた秋山さんは、助産師や看護教員を経て、家族のがん患者を見送る経験を通して、病院の外(家庭)にも看護を届けたいと考え、訪問看護へ転身されました。

秋山さんが考える、地域の中にこそ求められる「相談の場」の役割とは。マギーズ東京や暮らしの保健室を通し、「秋山流寄り添い方」なども、お話しいただきます。

【秋山正子さん ご略歴】 マギーズ東京センター長。NPO法人マギーズ東京共同代表理事。看護師・助産師として病院臨床や看護教育を経て、訪問看護の分野に長年携わる。2008年にマギーズを知り、ただちに英国のマギーズセンターを見学。マギーズCEOを日本に招聘講演を実現。マギーズセンターをモデルにした「暮らしの保健室」を都内に開設。白十字訪問看護ステーション統括所長

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(ここからは私見になります)
去年のマギーズ東京のオープニングセレモニーに参加した時から、いつかじっくりお話を伺いたいと思っていた秋山さん。

今回、とても近い距離でのご講演を拝聴するまたとないチャンスに恵まれ、前々から楽しみにしていました。

最初は生命の誕生する瞬間に立ち会える助産師からスタートされた秋山さんですが、ご家族ががんに罹患されたのをきっかけに、訪問看護の道へ進まれました。

秋山さんは訪問看護の中で、ターミナルケア(終末期)になってから訪問看護を利用するのではなく、その前の早い段階で利用して欲しい。

そして、地域の方が医療や介護、また利用可能な保険についての相談を気軽に出来る場所を作る必要性があると感じられたそうです。

その事がきっかけで暮らしの保健室を開設され、更に英国のマギーズをモデルに、がん患者やケアギバーがいつでも予約なし&無料で利用出来る施設(マギーズ東京)を日本にも設立されました。

今回は短い時間ながらも、多岐に渡る内容(地域の包括ケア、効果的な相談支援に必要なこと、日本のがん相談支援の広がりなど)についてお聴きすることが出来て、大変参考になりました。

時間に余裕があれば、もっともっと秋山さんから色々なお話を伺いたかったです。

講演後に、少しだけ個人的な話しや握手をさせていただきましたが、秋山さんから醸し出される柔らかなオーラに安らぎと癒しを感じ、穏やかな気持ちで帰路に着きました。