被害者のひとりであること退職に追い込まれた自分を憐れんでいても仕方がない。どうにかして自分を立て直し、次の人生を開いていかなければいけない。夜ごとに襲ってくる復讐、憎しみに立ち向かっていかなければ自滅する。それなのに悔しさと憎悪、嫌悪で疲弊している。うまく立ち回り、表と裏をつかいわけ、女を武器に上司を懐柔していった女の正体をどうにかして暴露して社会的に抹殺したい。自己愛の被害に遭うなんて、考えもしなかった過去の自分を呪う。