今日は半日の仕事だったんだけど・・・
まぁ毎回だけど、カチンとくる一面が。
自分はまだ未熟者だし、どこまで手を出していいのか分からないよ?
けれどあんな言い方は無いだろぉー!まだ入ってトータル的に2ヶ月なのに。
ダメだって言う時は普通に遮る言い方だし。もし良い時なら普通に行って来いって言えっての![]()
と愚痴りたくなる一面でした。
早く病院内のことを覚えなきゃなー。ごめんなさいね、仕事の愚痴を言いたくて仕方が無かったの。早くカラオケ行きたいなー!
と言う事で今回は長編をメインでどうぞ![]()
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『蟠り』
・ ・・・俺っていったい誰なんだ・・・?
みんな『雄二』って呼ぶ・・・・。
いつも一緒に俺の世話をしてくれた陽一が・・・・
時間になっても病室に来ない・・・。
いったい何なんだ・・?この消えない蟠りの靄は・・。
分からない・・・・
でも・・思い出したい・・!
「・・・・よし」
自分の携帯を出し、電話をかける雄二・・・・
『もしもし?』
「もしもし・・・黒沢さんですか・・・・?」
『酒井・・?どうかしたの?俺の携帯にかけてくるなんて・・』
「・・・あの・・・。」
『・・ん?』
「今から・・・病院に来ていただけますか・・・」
『・・・・・』
「くろ・・沢さん・・?」
『良いよ。誰か同行者必要?』
「・・・いいえ・・一人でお願いします・・」
『分かった。今からいくよ』
「お願いします」
何だろう・・・この心にかかってる靄(もや)は・・・。
寂しさ・・?
思い出せない悔しさ・・?
分からない・・・・。
彼なら・・・何か知ってるかもしれない・・・・
コンコン・・・。
「はい」
「酒井」
「あ・・・。わざわざ呼び出してスイマセン」
「いいよ。・・・・で?呼び出した内容は何かな・・?」
「・・・・」
「・・酒井?」
「俺・・・」
俯いてしまう雄二・・・・。
「酒井、ゆっくりでいいよ。思い出すって本当に大変だからさ」
椅子に腰をかけ、雄二の背を撫でる薫。
「・・何から話していいか・・・分からなくて・・・」
「そっか・・・そうだよね。じゃあ、今一番心に蟠りがある事を話してくれる?」
「・・・・陽一は」
「北山・・・?」
「陽一は何で・・・ココに来てくれないんですか・・?」
「・・・・!」
「黒沢さん・・・」
「北山は・・・退院したんだよ」
「知っています」
「・・どうして来ないのかって・・?」
「はい・・。」
「・・まだ気持ちが情緒不安定なんだよ」
「気持ち・・・が?」
「うん」
「それって・・俺が思い出せないからですか・・・?」
「・・違うよ」
「じゃあ何で笑顔を見せてくれないんですか?」
「笑顔・・?」
「悲しい目をしてた・・・。俺と話していてずっと・・泣いてた。俺に原因があるんじゃないかって・・いつも陽一が帰った後に考えてた・・・。だけど分からなくて・・・思い出せなくて・・・!」
「・・・・酒井」
「記憶失う前の・・・俺ってどんな人だったんですか・・・?」
「・・・」
「黒沢さん・・!」
「・・・混乱しない?」
「混乱・・・?」
「まだ酒井は、何も思い出せてないんでしょ?俺たちの事を。だから一気に俺が話して混乱しないの・・・?」
「・・・分かりません・・。でも・・!」
「少しずつ・・・何か思い出したら・・・俺から話すよ。それじゃダメかな・・?」
「・・・・」
「どうしても・・北山の事が気になる・・?」
「・・・はい・・」
「俺から言えることは・・・北山も、酒井と同じ気持ちになってるんだよ」
「俺と・・・同じ気持ち・・」
「寂しさ、悔しさ、言葉では言い表せられない気持ちになってる・・・」
「・・・・」
「分かってくれるかな・・?」
「・・はい」
「気持ちが焦るのは分かる。でも、気持ちも大事だけど・・心を落ち着かせるのも大事だよ・・・?」
「心を・・・」
「ねっ?」
「・・・黒沢さん」
「・・・ん?」
「俺・・・陽一を傷つけてるのなら・・・謝りたいです」
「大丈夫だよ・・。今は自分の治療を考えなね?」
「・・・・そう・・できるように頑張ります」
「じゃ、俺ちょっと用事があるから行くね」
「はい・・。忙しい時にスイマセンでした」
「いいって。また何かあったら電話ちょうだいね」
「はい」
「じゃあね」
静かに病室を出て行った・・・。