野池が死んだ日 | It's a Small & Large Mouth World

It's a Small & Large Mouth World

趣味のバス釣りをシロウトが語るブログ

私が住んでいる近くには水田が沢山あり、野池も点在しています。
徒歩10分程度でバス釣りが出来る池があることは恵まれているといえます。

何時も犬の散歩させているときにいくつかの野池を通るのですが、今日たまたま通りかかった野池が干されていました。


この池では、私もバス釣りをした事が無いし、他の釣り人を見たこともありませんでした。

更地にするのが目的かも知れませんが、岸際に沢山のブラックバスが死んでいました。
網もしかけてあったので、魚類の駆除には間違いないようです。

特定外来生物を駆除するのは、私自身全て反対するわけではありません。
アクアリウムも大好きで、水産学部を受けようと思ったこともあったぐらいですから、生態系が乱れるのは良くないことだと思っています。

私が腹を立てているのは、ブラックバス以外のニゴイ、クチボソ(モツゴ)、イシガメなどの日本固有種まで死んでいたことです。
これを見ていると、溜池管理者には特定外来生物の事などどうでも良いようです。

もちろん釣り人のマナーが悪いのにも原因はあります。
空き缶、ペットボトル、ワームの袋、テグス(ライン)を平気で放置するので片付ける方はたまった物ではありません。

ただブラックバスが害魚扱いされ、ワカサギ、鮎などが絶滅すると騒いでいましたが、私の知るかぎりではフナやコイも沢山いるし、ワカサギが絶滅したという話も聞きません。
動物は人間と違って賢く、すべて食べてしまえば自分も飢え死にすると言うことがわかっているのかも知れません。

とにかく釣り人はマナーを守り、また溜池管理者の方は命を大切に御願いします。


ちなみに昨年49cmのバスを釣った池で捕まえた、クチボソ君は今も元気に泳いでいます。