今日のニュースで。
フィンランドの研究チームが音楽が脳梗塞患者の早期回復を助けるという研究結果を発表したとの記事がありました。
毎日数時間音楽を聴いていた患者さんたちは、聴かない方たちにくらべて言語暗記力が向上したほか、気分も優れていたそうで。
気分が優れていたなんていうのは、あくまでも感覚であって。
これを実際に科学的、物理的に証明するのは、大変なんだろうけれども。
でも、こういう研究成果を蓄積していけば、必ず統計学的にも証明できると思いますし。
まだ、そういう臨床試験が少ないのでしょうね。
というか、そもそも人体に物理的に何らかの影響を及ぼす薬ならともかく、「音」なので。
ほんの一瞬で無から創られる「音」。そもそも、「音楽」ってなんだろ。
現時点では音楽療法士だけで活躍するのは難しいようなので。
理学療法士さんや、作業療法士さんが、使うひとつのツールとしての音楽療法っていうのが、一番有効で、実用的な方法なのでしょうか。
それから、音楽療法士という立場が確立しないでほしいという思いもどこかにあって。
それはmixiの音楽療法のコミュニティーなどでも、たびたび出てくるお金がどうだとか、
仕事だからしょうがないやってるとか、そんな醜い言い争いをしているのを見ると、とても悲しくなるのです。
もっと、純粋なものじゃなければ、せっかくの音楽もお薬にはならなくて。
演奏する人の「ココロ」って、確実に音楽に溶け込んで伝わると思うのです。
純粋に音楽を楽しんでもらいたいという想いを、届けていきたいですね。
ボランティアで。ほんとにやりたい有志だけがやってくれたほうがいいのにな。
という思いも。