身体の柔軟性って重要だと思う。

特に空手のように足を高く上げられることや、上半身をやわらかく捻れたりすることが技の多様性、ひいては戦いにおける優位性につながる競技においては。

上段蹴りがいつくるかもしれないという状態で戦うのと、上段は絶対来ないと決めてかかれる状態で戦うのとでは、相手に対する怖さがまるで違うのだ。

かくいう小生は、身体が硬いのである。

空手をはじめた当時は、前後開脚といっても後ろ足はひざが直角までしか伸びず、正面を向いて股割りをしようとしても股の角度は直角程度、そこから腰を下ろそうとするとそのまま後ろにひっくり返ってしまうくらい、、、、硬かった。  あなはずかし・・・。ガーン

小生、空手を始めたのは大阪でであった。そのときの師範であるH.H.師範はこうおっしゃった。
「はじめから足が高く上がる身体の柔らかいやつが強くなるかというとそうでもない。」

さらにこうもおっしゃった。
「身体は必ず柔らかくなる。皆同じ人間、骨格だって皆似たようなもの」

たぶん、「身体が硬くて・・・」と呟いた小生をはげますため、だったと思う。

ありがたきお言葉。

以来、この身体の硬さをなんとかしなければ・・・、というのが小生の常々の課題なのである。

それでも、空手をはじめてから4年半、やわらかくなることを信じてほとんど毎日夜寝る前にストレッチングをやってきた。そのおかげなのか、最近は少しやわらかくなってきた気がする。

足も少しは上がるようになった気がする。上段蹴りも蹴れるような「感じ」になってきた。

腰周り、股関節周りがやわらかくなってきた感じがする。その辺がやわらかくなると、肩甲骨周りもやわらかくなってくるような気がする。これらは連動しているのだろうか。

股関節周りがやわらかくなってくると、身体がずいぶんと動かしやすくなるものなのだ。そう、実感している。

特に移動稽古でそれを感じる。

そうして、改めて、身体の柔軟性って重要、と思うのである。