廃業の経緯 | 冥王星移住計画

廃業の経緯

 前の前の記事に書いたように、昨年末、2010年12月ごろから、知人の税理士のサポートを受けて、再建策を練りはじめていた。そこに至るまでに、個人的に事業内容の見直しは何度もおこなっていたが、それでもなお運営状態は改善されずにいた。

 おりしも、2010年11月に、昔の恋人と十四年ぶりに再会し、とんとん拍子で、結婚しようそうしよう、ということになった。
 こんなふうにいうと、ハッピーなように思われるかもしれないが、それほど容易な状況というわけでもない。再会したとき、彼女は三十五才、私は三十四才だった。ふつうならどちらもすでに結婚していたとしてもおかしくない年齢といっていい。にもかかわらず、ふたりとも結婚していなかった。それには理由があった。
 私のほうはひきこもり/ニート状態から抜け出したばかりであり、NPOの運営もうまくいっておらず、経済的にはきわめて貧しかった。とても結婚相手を探せるような状況ではなかった。
 そして、彼女のほうはといえば、統合失調症を患っていた。いわゆる妄想型であり、症状はさほど重くはなかったが、毎日薬を飲まなければならず、しかも、その薬は胎児に影響をあたえるものだった。そして、薬の影響もあってか、かなり太っていた。私とはちがった理由で、彼女もまた結婚相手を見つけづらいような状況にあった。

 そんなふたりが再会し、結婚を誓い合った。あきらかに容易な状況ではない。

 いずれにしても、これが廃業の主因といっていい。
 彼女がすでに高齢であるため、高齢出産による母子へのリスクを低減するためには、結婚を急がねばならない。悠長にNPOの立て直しを図っている場合ではなく(立て直しが成功するともかぎらないため、これは確実性にも欠ける)、早急に生活の安定を図る必要があった。結果、廃業を決断し、より堅実な道を、すなわち、組織内労働者となって給与所得を得ることを目指すこととなった。